新日本プロレス3日の広島大会で、IWGPヘビー級王者の辻陽太(33)が米国・AEWのケニー・オメガ(43)にフォール負けを喫した。

 辻は10月両国大会でG1クライマックス覇者・大岩陵平との頂上決戦を制しV2に成功。直後のリング上でボルチンとケニーに挑戦表明されたため、この日の大会でノンタイトルの3WAY戦が組まれた。

 それぞれの思惑が交錯する3つ巴の戦いはハイスピードかつスリリングな一戦となった。ケニーにカミカゼを狙ったボルチンに対し、辻はジーンブラスターを発射。しかし2発目のジーンブラスターはラリアートで迎撃され決定打を放てない。

 その後も目まぐるしく攻守が入れ替わるなか、辻はボルチンのカミカゼを切り抜けファイヤーブラスターをさく裂させる。ところがカバーに入ったところでケニーのVトリガーを浴びると、ダブルアームパイルドライバーでマットに突き刺された。

ケニー(右)の片翼の天使を食らった辻陽太
ケニー(右)の片翼の天使を食らった辻陽太

 ケニーはボルチンを片翼の天使でグロッギーに追い込むも、あえてカバーに入らず辻に狙いを定める。大ダメージの辻はVトリガーからの片翼の天使で沈められ、屈辱の3カウントを奪われてしまった。

 試合後のリング上ではケニーから「どうだ! お前らのチャンピオン倒したんだよ? 俺がこの新日本のベルト、私のものにするしかないぞ。だからさ、もし1・4の相手がいなかったら、挑戦したいんですよ。早く答えてください。私もAEWのメンバーなんだから。ですけど、ベルトを取ったらもっともっと新日本の試合が増えてくるんだろ? それはいいことじゃないですか?」と来年1月4日東京ドーム大会でのIWGP王座戦を要求された。

 辻も「新日本プロレスの頂点に立つ者として、今日の結果は受け入れなければいけない。そしてこのままにしておいていいわけないだろ」と事実上の迎撃宣言を繰り出し、年間最大興行での大一番実現が決定的となった。