ノア11月9日後楽園大会で、拳王(41)とのV2戦に臨むGHCヘビー級王者の内藤哲也(44)が、挑戦者からの〝危険人物認定〟に反論した。25日両国大会でN―1覇者OZAWAとの頂上決戦を制した内藤だが、拳王からは「あんなことをしていたらケガ人続出でノアの選手がいなくなる」と試合内容に苦言を呈されていた。果たして制御不能男の主張は――。
内藤はV1成功直後のリング上で拳王の挑戦表明を受け、一夜明けたこの日に正式決定。早々に調印式まで行われ「1回勝ってる相手ですからね。そんなに彼に対して思うことはないですよ」と、2023年1月の横浜アリーナ大会以来の再戦に自信をのぞかせた。
両国大会では、OZAWAを雪崩式リバースフランケンシュタイナーや高角度のバレンティアでマットに突き刺す場面もあり、拳王から危険性を指摘された。これを問われた内藤は「負けるわけにはいかない、どうしても勝ちたいという思いでそれぞれの技を出しました。あのくらいやらないと勝てない相手だと俺は思ってましたよ」と説明した。
さらに会見後に、取材に応じ「そもそもプロレス自体、危険ですよ。その危険から逃げたいのであればやるべきではないわけで。覚悟を持った上でみんなリングに立っているはずなので、何を言ってるんだろうという感想しかないですね」と拳王に反論。「別にお客さまは自由に議論してもらえたらいいですけど、表立ってレスラーが言ってくるのはどうなのかなって。じゃあ頭を蹴るのはとても危ないからハイキックしないでくださいって言ったら、拳王選手はハイキックをやめてくれるんですかね?」と考え方の相違と疑問も口にした。
試合中には技が不完全な形となった場面も見られたことで、一部ファンからはSNS上などで批判的な声も見られる。だが内藤は「これは試合であって、思っている技が100%で決まることってなかなかないですよ。そういうリスクって試合をする以上どうしても出てきてるわけで、俺は20年以上それを背負ってやってきたので、何を今さら言ってるのって感じですね」と持論を展開した。
当然のことながら、故意に対戦相手を負傷させようとして技を繰り出しているわけではない。内藤は「そういう(危険性を主張する)人たちの意見にも耳を傾けなきゃいけないとは思いますけど、気にし過ぎたら競技としておかしくなっちゃいますからね。だってそれだけの練習を俺たちレスラーは常にしてますから。嫌というほどトレーニングしてますし、準備と覚悟をした上でリングに上がっているので。我々レスラーをもっと信用してほしいなという思いはあります」と、譲れない思いを明かしていた。













