ノア11月9日後楽園ホール大会で、拳王(41)がGHCヘビー級王者の内藤哲也(44)に挑戦することが26日に決定した。

 拳王は25日両国大会で、N―1 VICTORY覇者のOZAWAの挑戦を退け初防衛に成功した内藤に挑戦表明。一夜明けたこの日に正式決定すると、早々に調印式まで行われた。

 拳王は「今日、調印式? 両国は(大会の)前日だったぞ。どうなの? 両国はたくさん会見あったぞ?」をイチャモン。内藤から「それは優勝した選手と優勝できなかった選手の違いでしょうね」とツッコまれつつも「もう調印式があるってことは、それほど大切にしていない大会ってことだよな? 長年見ているプロレスファンも思ってるよな? ここではタイトルは移動しないだろうと。これこそプロレスラーとしてめちゃくちゃやる気出てくるよな。ここでビッグサプライズを起こさないと、プロレスリング・ノアは本当に面白くなくなるという懸念が俺にはある」と危機感を募らせた。

 内藤には2023年1月横浜アリーナ大会で行われたノアと新日本の対抗戦のメインで敗れた因縁がある。「口は元気だけど残念ながら結果を残せていない印象が強い」などと強気一辺倒の王者に対し拳王は「正直安心したよね。俺だったら昨日の(内藤の)ような戦いをしたら、今日の会見にへこんで来れないかもしれない。だけどメンタル強いんでしょうね。さすが内藤哲也。ひと昔前にプロレス界の先頭に立って走ってたレスラーだなって俺は感心した。倒しがいが出てきたよな」とチクリ。「昨日のような試合内容で自信を持っている内藤哲也のメンタル。俺はそこは本当にすごいと思ってるね。今日また、俺が倒したい内藤哲也に少し近づいたんじゃないのかなって」と慇懃に言い放った。

 両国大会では内藤がOZAWAに対し危険な角度でマットに突き刺す場面もあり、拳王は「あんなことをしていたら、ケガ人続出でノアの選手がいなくなるかもしれないだろ」と追及していた。内藤はこの日の会見で「もちろんあの試合負けるわけにはいかない、どうしても勝ちたいという思いでそれぞれの技を出しました。それに対してあれが危険だ、怪我するじゃないか…じゃあケガしないようにプロレスやればいいんですか? 触っただけで3カウント取られればいいんですか? あのくらいやらないと勝てない相手だと俺は思ってましたよ」と回答。

 これを受けて拳王は「いつもの返答と違って右足元がガタガタしていたのを、俺は見逃さなかった。自分が耐えられなかったのか、OZAWAの受け身の失敗なのか分からないけど、今の足元の震えで『まずいことしてしまったんじゃないかな』と(思っている)いうのが見えたよ。少しは安心した。だが11月9日のタイトルマッチは俺は何でも受けてやるから」と挑発的な発言を連発していた。