DDT21日の後楽園大会で、KO―D無差別級王者のMAO(29)が阿部史典(31)の挑戦を退け3度目の防衛に成功した。

 対抗心を燃やす阿部との王座戦は、互いに譲らない激しい打撃戦となった。一進一退の攻防からヘッドバットが相打ちとなると、MAOは居合キックを発射。ドロップキックからのアサルトポイントで反撃を許すも、お卍固めを切り抜けて「外道クラッチからブリッジするやつ」で3カウントを奪ってみせた。

 しかしこの日の戦いはこれだけでは終わらなかった。試合後のリング上には「いつでもどこでも挑戦権」を保持する高木三四郎が登場。「阿部…お前のカタキを討ってやる。いつでもどこでも挑戦権、使うぞ!」と豪語したが、その挑戦権に対するいつでもどこでも挑戦権を保持していたイルシオンも行使を宣言。急きょ行われた挑戦者決定戦でイルシオンが高木を破り、挑戦権が移動した。

11月の両国大会で試合が決まったMAO(左)とクリス・ブルックス
11月の両国大会で試合が決まったMAO(左)とクリス・ブルックス

 さらにイルシオンはいつどこを即行使し、この日2試合目のKO―D王座戦が緊急決定。MAOは極悪軍団「ダムネーションT.A」の介入に苦しみながらも、キャノンボール450°(ファイヤーバードスプラッシュ)で華麗に圧殺しV4に成功した。

 ダブルヘッダーをクリアし1日2回の防衛に成功したMAOは「何だこの団体。めちゃくちゃ過ぎるだろ」とボヤきつつも満足げな表情。次期防衛戦が11月3日両国国技館で行われることを伝えられるとクリス・ブルックスを挑戦者に指名した。

 リングに登場したクリスに対し「クリスの周りの友達、英国で一緒にやってきたヤツ、俺みんな知ってるけど、みんなAEW行ったり新日本プロレス行ったり、戦う場所を移して移して。そうやっていく中に、俺はクリス・ブルックスがいても本当におかしくないと思うしそういうチャンスはいっぱいあったと思うけど、クリスはDDTにずっと残ってるよね。世界中探してもこんなバカはお前しかいないと思ってるよ」と呼びかける。

 その上で「KO―D無差別級のベルトかけて、両国のメインでバカな試合やろう」と宣戦布告。クリスもこれを受諾し、秋のビッグマッチでの両者の対戦が決定した。