女子プロレス「スターダム」の伊藤麻希率いる「伊藤リスペクト軍団(IRG)」が15日、都内で公開練習を行った。

 アーティスト・オブ・スターダム王座戦(20日、代々木)を目前に控え、この日はコーチとしてIRGオリジナルメンバーのエル・デスペラード(新日本)を招へい。軍団員の若手レスラーである古沢稀杏と梨杏に対し、座学講義を行った。

 講義では伊藤の「プロレスは入場が10割」という持論について、デスペラードが「この言葉の本質は試合が面白いのは当たり前だということ。お客さんは一日何試合もある中で全試合を覚えるのは無理。でも入場で踊ってごらんなさい、絶対誰だって覚えてくれる」と意味を解説。さらに「試合中の動きはあくまでレスラーのステータス。個性の部分が特化していないと覚えてもらえない」と続けた。

指導するエル・デスペラード(新日本プロレス=右)と伊藤麻希(左)。手前は古沢稀杏(左)、梨杏
指導するエル・デスペラード(新日本プロレス=右)と伊藤麻希(左)。手前は古沢稀杏(左)、梨杏
左から、古沢稀杏、梨杏、伊藤麻希、エル・デスペラード(新日本プロレス)
左から、古沢稀杏、梨杏、伊藤麻希、エル・デスペラード(新日本プロレス)

 これには伊藤も大きくうなずき「プロレスはプロレス以外のことが記憶に残る」と熱く語った。その後、デスペラードは入場曲「セツナイロ」のダンス講師にも任命されたが、肝心の振り付けを覚えておらず、伊藤から「使い物にならない」とののしられる一幕も。結局、4人全員でダンス練習を行うこととなった。

 練習後、デスペラードは「これまでのIRGメンバーはクソほど個性が強い人たちだった。今回はこれから色がついていく人たちなので、凶悪な個性を獲得していくと思うとすごい楽しみ」とともに汗を流した若手メンバーの成長に期待を寄せた。

 リングを使わない斬新な特訓を主催した軍団長は「(これにより)個性や、自分とは何かという確固たる自信が生まれる。それが勝ちにつながる」と手応えを感じている様子。タイトルマッチへ向け「あの超真面目軍団『ドリームトライン』から必ずベルトを取る。我々はかわいく、勢いもあって、キャラクターの濃いIRGでありたい」と意気込んだ。