新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」は7日大田区大会で決勝戦が行われ、YOH(37)が前年度覇者・藤田晃生(23)を破り悲願の初優勝を飾った。

 昨年大会と同一カードの決勝戦。今年こその頂点を狙うYOHはオカダ・カズチカ(現AEW)風の入場を見せると、昨年同様にかつて所属したユニット「CHAOS」のメンバーのムーブを多用し試合の主導権を握った。

レインメーカーを決めるYOH
レインメーカーを決めるYOH

 Thrill Ride(変型DDT)をYOSHI―HASHIの得意技・頂狩で切り返したYOHだったが、レインメーカーはカウンターのラリアートで迎撃される。強烈なヘッドバットからAbandon Hope(変型バスター)を決められ窮地に陥った。

 それでも執念でカウント3は許さない。Thrill Rideだけは逃れてGTR、ボマイェと再びCHAOS殺法で反撃開始。ついにレインメーカーをさく裂させると、DIRECT DRIVE(旋回式ダブルアームDDT)で激闘に終止符を打った。

 2012年11月のデビューから約13年半、ついに初めてシングルタイトルを手に入れたYOHは「3つ言わせてください。1つ、イヤァオ! 2つ、イヤァオ! 3つ、特にありません」とオカダと中邑真輔(現WWE)の決めゼリフを合体させてアピール。「優勝したらあとはもう一つ、ベルトだけでしょ。100代目の王者、俺がなってやろうじゃないの。どういうことか分かるよね? この俺が新日本プロレスを盛り上げて、新日本プロレスにカネの雨が降るぞ!」と、BOSJをボイコットしたIWGPジュニアヘビー級王者DOUKIへの挑戦を表明した。

 するとリング上にはDOUKIとSHOが姿を現し、YOHが襲撃を受ける。それでも634(ダブルの急所攻撃)からの鉄板殴打でKOすると、最後は後藤洋央紀、YOSHI―HASHI、矢野通とともに「極上のCHAOSざんまい」で大会を締めくくった。

「時間はかかったと思うんですけど、時間をかけたって感じですね、ここまで。一つのスタイルを作れたかなって。それが今日の結果に結びついたので。シングルプレーヤーになってから自分を常に磨いていたので。エッジをきかせて、それがリング上に刺さったというか、いい空気感を生み出せるようになったのかなと思います」。今年2月に高橋ヒロムが退団し〝顔〟を失った新日ジュニアに、新たな顔が誕生した。