新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」19日札幌大会のBブロック公式戦で、極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮(28)が「ユナイテッド・エンパイア(UE)」のカラム・ニューマン(23)とのリーダー対決を制し2勝目(不戦勝1)を挙げた。

 成田がディック東郷を、カラムがゼイン・ジェイをそれぞれセコンドに従えて激突した公式戦は、戦前の予想通り大荒れの展開となった。成田がカラムの飛び付き式スリーパーホールドに捕獲されると、東郷がすかさずゴングを鳴らし技の解除を誘導。逆に成田がチキンウイングアームロックに捕らえると、今度はゼインがゴングを鳴らして技を解いてしまうという心理戦が繰り広げられた。

 プリンスズカース、キス・ザ・クラウン(ラリアート)とカラムの猛攻にさらされた成田だったが、MAKE WAYだけは許さない。さらにカラムとレフェリーが交錯して一瞬の無法空間が生まれると、場外の東郷によるパウダー攻撃からローブローを叩き込み、ダブルクロスをさく裂させる。

カラム・ニューマン(左)を粉砕した成田蓮
カラム・ニューマン(左)を粉砕した成田蓮

 さらに場外からレフェリーの足を引いてカウントを妨害したゼインに対しては、東郷のスポイラーズチョーカーをお見舞いして排除。完全に孤立したカラムに合体技マジックキラーを決めて勝負に出る。最後は成田が左肩へのカーフブランディングから変型羽折り固めを極めてギブアップを奪ってみせた。

 ともに今年からユニットを背負う立場となった「悪VS悪」の新リーダー対決を制した成田はノーコメントで控室へ。前IWGPヘビー級王者からの大きな1勝で、初優勝へ前進した。