新日本プロレス14日の大阪城ホール大会で行われたIWGPヘビー級王座戦は、挑戦者の辻陽太(32)がカラム・ニューマン(23)を撃破し、89代王者に輝いた。

 4月両国大会でベルトを奪われたカラムとのリベンジマッチ。手の内を知り尽くした両者による〝大阪の陣〟は、互いに一歩も引かない意地の張り合いとなった。辻はエプロンでのエクスカリバー(変型フットスタンプ)で場外に設置したテーブル上に落下し、脇腹に大ダメージを負った。

 それでもプリンスズカースを阻止すると、走りこんできたカラムをフロントスープレックスでコーナーに激突させる。この一撃で肩を痛めたのか、カラムの動きが止まる。試合再開後のジーンブラスター2連発をキャッチされた辻だったが、オスカッターをカウンターのジーンブラスターで迎撃する。最後は背後から回転式でジーンブラスターを繰り出す新技ファイヤーブラスターで3カウントを奪ってみせた。

王者カラム・ニューマン(上)を新技ファイヤーブラスターで仕留めた辻陽太
王者カラム・ニューマン(上)を新技ファイヤーブラスターで仕留めた辻陽太

 試合後のリング上で辻は「今まで幾度となく新時代、新時代、そう言ってきた。でも、俺は今日限りでこの新世代という言葉を使うのをやめる。俺が現世代で、俺たちが…。この新日本プロレスが迎える新時代を背負う覚悟、(できてるに)決まってるだろ!」と力強く宣言。

 さらに「覚悟を決めているのは俺だけじゃないと思うよ。俺は信じてる。この新日本プロレスで戦うレスラーたちは、みんなこの時代を背負っていく覚悟ができてるってことをな」と言い放つと「おい、日本よ、覚悟はいいか! 世界よ、覚悟はいいか! そして新日本プロレス、覚悟はいいか! 俺がIWGPヘビー級王者だ!」とアピールして大会を締めくくった。

 この日から入場曲を辻のためにMay J.が作ってくれた新曲「Wild fire」に変更。新技のワイルドファイヤーも同曲にインスパイアされてできたものだ。辻は「この曲を聞いて入場で奮い立ったぜ。いろいろなところから俺たちは力をもらっているんだ。入場曲、ファンの声援、そして相手のファイティングスピリット。すべてがこのリングの中で渦巻いている。そんなセルリアンブルーのリングが、俺は最高に好きだ」と明かしつつ「このIWGPが最高であり、セルリアンブルーのリングが最高だと信じている。それを自分の力で、新日本の最高のレスラーたちと証明するだけだ」と決意表明していた。