10月1日に死去した〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)の追悼イベント、「INOKI BOM―BA―YE×巌流島(猪木祭り)」(28日、東京・両国国技館)の9日会見に、元IWGPヘビー級王者の〝借金王〟安田忠夫氏(59)が登場。ゴリ押しで元幕内貴源治の貴賢神(25)出場を認めさせた。猪木さんに抜てきされ、2001年大みそか「猪木祭り」のジェロム・レ・バンナ撃破で名を上げた借金王は、師匠の死に何を思うのか。直撃した。
――強引に会見に登場
安田氏(以下安田) 「INOKI BOM―BA―YE」と言えば、俺だろ。(猪木軍対K―1軍の対抗戦に)俺は全部出ているし。橋本(真也)さんだって、小川(直也)だって出てないんだからさ。
――猪木さんが亡くなったが、弟子の中でただ一人、コメントを出さなかった
安田 出す必要はないでしょう。最後のほうは(闘病中で表に)出てきて「そういうアントニオ猪木は見たくない」という思いもあってね。お世話にはなったけど、(11年に引退し)今は俺も一般人だから。仕事が忙しくて、お葬式にも行けなかったんだ。
――改めて猪木さんへの思い
安田 俺の中では、普通の「優しいおじいさん」なんだよ。だけど、(米カリフォルニア州)サンタモニカで普通にお茶を飲んでいる時でも、急に構えるんだ。「何かな」と思うと、誰かが写真撮っているんだよ。そういう時だけはアントニオ猪木になるんだ。空港に迎えに行っても、飛行機から降りた瞬間、アントニオ猪木になる。「カッコいいな」と思うし、俺にはできない。スーパースターだったね。
――当時の安田さんは猪木さんに〝忠誠〟を誓っていた
安田 みんなが言うように、俺は猪木さんに逆らったことないから。1回だけ、それはバンナ戦のギャラの件だったけど、それでもすぐに猪木さんに謝りに行ったよ。
――安田さんの口癖も「猪木さんに怒られるから」だった
安田 猪木さんに「行け」と言われたら行く。そのころはそんなノリだったから。まあ全部、猪木さんのせいにして、俺はのほほんと生きてこられたからさ。やっぱり世話になったよ。でも、それは言葉では表せない。「亡くなってどうですか」と聞かれても、そこは「ショックです」以外、言うのは無理だろ。
――ご自身の現在は
安田 今は警備会社の契約社員。(11年に引退してから)カンボジアに行ったり、用心棒をしたりだったけど、16年から今の会社に入った。今は一般人だし、今日も仕事の休憩中に来ただけさ。












