新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」13日後楽園大会のBブロック最終公式戦で、カラム・ニューマン(23)がHENARE(34)との「ユナイテッド・エンパイア(UE)」同門対決を制し6勝目。ブロック1位で準決勝(15日、両国)進出を決めた。

 勝てば1位突破が決まる状況で迎えた最終戦は、同門対決ならではの壮絶な意地の張り合いとなった。カラムはランペイジで場外に設置されたテーブル上に叩きつけられ、大ダメージを負ってしまう。

 リングに戻ってもHENAREの怒とうの猛攻にさらされたが、HENARE Bomb(変型パワーボム)だけは徹底的に阻止。カラムの兄貴分にあたるウィル・オスプレイの得意技ヒドゥンブレードからのHENARE Bombも逃れると、Kiss the crown(ショートレンジラリアート)2連発で形勢逆転に成功する。なおも粘るHENAREを、Kiss the crownからのMAKE WAY(変型バスター)で沈めてみせた。

 これでBブロックはカラム、上村優也、ゲイブ・キッドの3選手が勝ち点12で並んだまま全公式戦が終了。3選手間の直接対決の結果、カラムが1位、上村が2位でブロック突破が決定した 準決勝ではAブロック2位の大岩陵平と対戦する。

 リング上でマイクを握ったカラムはHENAREに「お前はこれまで出会った誰よりも恐ろしいヤツだ。でも今日、俺が勝ったことで証明された。UEのリーダーはこの俺だ。お前の忠誠が誰に向かっているかは分かっている。AEWにいるあのクソ野郎かもしれない。でも覚えておけ、日本にいる限りボスはこの俺だ」と通告。かつてのUEの中心人物で現在は米AEWで活躍するオスプレイへのけん制を入れつつ「このシリーズ、俺は体を削ってきた。証明したいものがあった。THE GRIP(大岩)、両国で会おう。お前もみんなと同じように、道を空けて王冠にキスをしろ」と豪語した。

 春の「NEW JAPAN CUP」で最年少優勝記録を更新したカラムは、オカダ・カズチカ(現AEW)の持つG1の最年少優勝記録(24歳9か月)の更新にもあと2つと迫った。「俺が最年少のG1覇者になる。その次は、俺のベルトを取り戻す。そしてベルトを取り戻したら、オスプレイ…ああ、もういい。忘れろ。このゲームを動かしてるのは俺だ」。帝国のプリンスが、頂へと突き進む。