米国・WWEのイヨ・スカイが、〝有終の勝利〟を挙げた。

 先週のロウでは、PLE「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」(10月10日=日本時間11日、ルイジアナ州ニューオリンズ)のMITBラダー戦予選でまさかの敗退。しかもトリプルスレットマッチで「ザ・ジャッジメント・デイ」の新鋭ロクサーヌ・ペレスから3カウントを奪われていた。

アダム・ピア―スGM(中)の前で、ライラ(左)と舌戦を繰り広げたイヨ(©AbemaTV, Inc.)
アダム・ピア―スGM(中)の前で、ライラ(左)と舌戦を繰り広げたイヨ(©AbemaTV, Inc.)

 28日(日本時間29日)のロウ(ウィスコンシン州ミルウォーキー)では、バックステージでアダム・ピアースGMと話し合いを持っていた。ここで先週ベイリーを破ったライラ・ヴァルキュリアが登場。話し合いに割って入り、ピアースGMに「私を優先しろ。私は上り坂だけど、こいつは下り坂」などとイヨをこき下ろした。イヨからは「どういう意味で言ってんだよ」と日本語が飛び出し、口論になった。

 2人の言い争いを決着させるため、GMはイヨ vs ライラを緊急決定。「やってやるよ!」というイヨは「アダム、あいつヤバいよ」と、怒りの面持ちで一騎打ちに臨んだ。一方、2023年からWWE放送を続けてきた「ABEMA」は9月30日をもって配信を終了。この日のロウが放送の「最終回」となり、中継では「最終回にイヨ・スカイの試合をお届けできることは本当に幸運」と実況された。

 ゴングが鳴ると、イヨは持ち味のスピード感あふれる攻撃を展開。場外戦では観客席最前列の少女ファンの助けを借りながら、場外バリケードからクロスボディーを放ち、観衆を沸かせた。〝闇落ち〟したライラにエプロンでのドロップキックで逆転され、ラフファイトに持ち込まれて劣勢になるが、イヨも盛り返し一進一退の攻防となる。

ライラ(下)をムーンサルトプレスで圧殺したイヨ(©AbemaTV, Inc.)
ライラ(下)をムーンサルトプレスで圧殺したイヨ(©AbemaTV, Inc.)

 エプロンでフィッシャーマンバスターを浴びるも、ライラのキックをかわして得意のアサイムーンサルトを決めてみせた。続けてとどめの月面弾を狙うが、ライラに突き飛ばされ、変型バックブリーカーをくらってしまう。ライラがフィニッシュを決めるためコーナー上段に上がると、抗争するベイリーが実況席に現れてけん制。イヨはこの隙を逃さず、ライラの空中弾にカウンターのドロップキックを見舞って逆転する。最後は鮮やかなムーンサルトプレスで圧殺し、3カウントを奪った。

 イヨは激闘を見事な勝利で締め、ABEMA中継の〝有終の美〟を飾ってみせた。