ドラディション11月6日後楽園大会で、〝炎の飛龍〟藤波辰爾(72)との初対決が実現する新日本プロレスのNEVER無差別級王者・ウルフアロン(30)が、〝闘魂注入要望〟だ。今年1月4日東京ドーム大会でデビューしたスーパールーキーは、キャリア55年を誇るレジェンドとの戦いを通じて、新日本の伝統を受け継ぐことができるのか――。
同大会でウルフは松本達哉と組んで藤波&ザック・セイバーJr.とのタッグマッチに臨む。29日の記者会見で藤波と対峙すると「僕自身の力すべてを藤波さんにぶつけたい気持ちが強いです」とキッパリ。キャリア初の他団体参戦に「どのリングでもどの団体でも最強になれる一歩として、全力で挑ませていただきます」と闘志を燃やした。
本紙の取材に応じたウルフは、会見で藤波が「非常に緊張します」と発言したことに着目。「僕はこの勝負の世界って、緊張感がなくなったら引退する時だと思っていて。僕は柔道では最後の方、緊張感というものが抜けてきてしまっていたというのが引退する要因の一つだったので。55年間も緊張感を保ち続けるって、本当にすごいなと思います」と72歳で現役のレジェンドへの敬意を明かした。
そんな藤波とルーキーイヤーで対戦する機会は、大きなチャンスだととらえている。ウルフは〝龍狼対決〟で「闘魂」の神髄を学ぶつもりだ。「デビューして9か月、感情を爆発させて試合をしようとしてるなかでも、自分自身まだまだそれができてないなという実感があるので。藤波さんの過去の試合を見ると、やっぱり長州(力)さんとの抗争の時とかヤバいですから。あそこまで感情を出せる、誰かを倒したいと思えるっていうのは強さだと思うんです、このプロレスの世界の中では」と熱弁。「見て学ぶより肌で感じて学ぶ方が自分に落とし込めると思うので。藤波さんと肌を合わせることによって、闘魂というものを確固たるものにしたいなと」と団体の旗揚げメンバーでもある藤波との対戦におけるテーマを設定。「ドラゴンスクリューだったり、一つひとつ技の切れ味というのは前回のドラディションで見させてもらいましたから。体感してみたいですね、技にかける思い、気持ちを」と目を輝かせた。
10月12日の新日本両国大会では藤田晃生とのNEVER王座V1戦を控えている。「もちろん勝って、ドラディションにベルトを持っていきますよ」と必勝を誓ったウルフが、王者として威風堂々、藤波の待つリングに乗り込む。












