米国・AEWのPPV「ALL OUT」(イリノイ州シカゴ)が26日(日本時間27日)に放送され、AEW世界王者のウィル・オスプレイ(33)が大乱戦の末に、AEWコンチネンタル王者ジョン・モクスリー(40)を撃破してベルトを死守した。
世界王座奪取のため、抗争を繰り広げてきたモクスリー率いる極悪軍「デスライダーズ」とともにトレーニングを積んだ。その成果もあって8月のメガイベント「ALL IN」でケニー・オメガとの死闘を制し悲願のAEW世界王者になった。入場前には「ユナイテッド・エンパイア(UE)」の仲間マイク・ベイリー、フランシスコ・アキラとデスライダーズの旗を燃やし、この一戦にかける決意を示した。
序盤から両者のセコンド陣がにらみ合い、不穏なモード。モクスリーは得意のラフファイトに持ち込み、世界王者をDDTでコーナーポストに叩きつける。さらに鉄階段に打ちつけ、オスプレイの額を割って流血させた。オスプレイにはデスライダーによって首に重傷を負わされ、7か月の欠場を強いられた過去もある。
モクスリーは当然、古傷に照準を合わせて強烈なパイルドライバーでマットに落とす。コンチネンタル王者の猛烈な攻撃でオスプレイの動きが鈍くなるが、ストンプを鍛え抜いた首の筋力だけで耐えて、一気に反撃。パワーボム、スタイルズクラッシュ、オスカッターと怒とうのラッシュだ。
ところが…とどめのヒドゥンブレードの体勢に入ると、デスライダーズのセコンド、マリーナ・シャフィールがオスプレイの足をつかんで妨害する。さらに両陣営が場外でもめ始めると、オスプレイのキックが誤爆してレフェリーが場外でダウン。無法のリングには極悪軍のウィーラー・ユウタとダニエル・ガルシアが上がり、救援に入ったアキラも蹴散らした。
続けてベイリーがデスライダーズを一蹴すると、今度はブリーフケースを持った極悪軍のPACと、オスプレイの援軍でナショナル王者のアンドラデ・エル・イドロも乱入。マリーナが意識を取り戻したレフェリーに攻撃すると、オスプレイの妻アレックス・ウィンザーとその相棒ジェイミー・ヘイターが援軍に現れ、デスライダーズを会場から追い出した。
大混乱の中、モクスリーはブリーフケースを使った攻撃からブルドッグチョークでラッシュ。ここで世界王者はモクスリーの右腕にかみつく。執念で絞め技から脱出すると、ヒドゥンブレード、ストームブレイカーから右ヒジのサポーターを外してからヒドゥン弾を発射。こん身の一撃でモクスリーを葬った。
試合後はモクスリーからベルトを渡され、タッチをかわし、数々の因縁も清算された様子。新日本プロレスでUEのリーダーを務めるカラム・ニューマンとは確執が続くが、AEWマットではオスプレイ政権が不動のものになりつつある。












