米国・WWEの〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔(46)が、怨敵からリベンジの白星を挙げた。

 中邑と元新日本プロレス高橋ヒロムのKYOKI(36)のコンビ「BAKUSAI」は、WWEタッグ王者のMFT(タマ&タラ・トンガ)と激しい抗争を繰り広げる。9月18日の初対戦では、中邑がトンガ兄弟の父キング・ハクにつえで襲われ反則勝ちしたが、2週前の再戦ではBAKUSAIの入場時から乱闘となり、試合不成立で終わっていた。

 6日(日本時間7日)にNetflixで配信されたスマックダウン(ニューヨーク市ブルックリン)では、中邑が怨敵タマとの一騎打ちに臨んだ。試合前にはWWE公式Xにアップした動画で「今ならわかる。ハクのつえこそがお前らの弱点だ。ここからが本当のお楽しみだ!」と挑発。「俺たちは強くなるために魔法のつえなんか必要ない。自分たちの力で勝負して、勝つことを恐れたりもしない」などと言い放ち、KYOKIとベルト奪取を誓った。

タマ・トンガ(右)にライダーキックを放つ中邑真輔©WWE
タマ・トンガ(右)にライダーキックを放つ中邑真輔©WWE

 今年2月の一騎打ちでは中邑がタマに敗れている。ゴングが鳴ると、序盤から激しくエルボーとキックを打ち合う。中邑はカウンターのヒザ蹴りから、コーナー上に載せたタマのボディーにヒザを叩き込んだ。さらにけいれん式ストンピングからスライディングジャーマンと得意技を連発して追い詰める。

 場外戦ではセコンドのハクにも視線を送ったものの、レフェリーの死角をついたタラからビッグブーツを浴びてしまう。セコンドのKYOKIもハクから威嚇されて手が出せない。それでも中邑はリングに戻り、ライダーキックで逆襲。カカト落とし、ドロップキック、ダルマ式ジャーマンの波状攻撃を浴びせた。

 タマのフラットライナー、垂直落下式ブレーンバスター、ヴェレノをしのぎ切り、スピニングヒールキック、リバースパワースラムからキンシャサの体勢に入った。タラがエプロンに立って介入を試みるも、中邑がハイキックで叩き落とす。だが、タマのカットスロートを被弾してしまう。

 ここでKYOKIが場外でゴッドセンドを防ぎ、ソバットからタマのラリア―トをかわしてエプロンを走りタマの巨体にドロップキックを発射。ハクに追いかけられるも、見事にMFTを分断してみせる。KYOKIのアシストを得た中邑は必殺のキンシャサをぶち込み、タマから雪辱の3カウントを奪った。

 快勝した中邑はKYOKIとともに意気揚々と花道を引き揚げながら、「カモーン!」とMFTに叫ぶ。王者にフォール勝ちしたことで、BAKUSAIはタッグ王座挑戦に大きく前進した。