9月30日で閉館となった新宿フェイスに代わる新たな会場設立に向けた動きが加速している。

 後楽園ホールに次ぐプロレス・格闘技〝第2の聖地〟として親しまれた新宿フェイスは、ビルの老朽化のため9月末で閉館に。最終興行「銘心鏤骨」ではメインイベントで尾崎魔弓&Sareeevsアジャコング&橋本千紘のタッグマッチが行われたが、両者リングアウトで再試合に。尾崎の呼びかけで大会参加選手全員が参加し、めいめいに大暴れ。会場に別れを告げていた。

 アジャは同会場のこけら落とし興行(2005年7月、アジャ&豊田真奈美vs尾崎&ダイナマイト・関西)でもメインイベンターだった。試合後は「プロレスにとっても他の格闘技にとっても、なくてはならない会場だった」と喪失感を吐露。他の会場では許されない選手のむちゃにも、寛容だったフェイスの閉館に「プロレスラーの〝遊び場〟だった。なくなっちゃうのが本当にさびしい」とこぼした。

 しかし、暗い話題ばかりではない。同会場支配人の小川愉可氏は新会場の設立を目指していることをリング上で明言。アジャは、尾崎と再びのこけら落とし興行で対戦することを誓い合った。「やめられない理由がまた一つできた。そこまでは頑張ります」と前を向いていた。

 小川氏は取材に「間をあまり空けちゃいけないと思うので、目標は1年以内。オープンできなかったとしても(設立を)アナウンスできる状態に持っていきたい」と具体的な時期を明言。さらに「終わってすぐ家に帰るとかっていうよりも、ファンの人たちが飲み屋で話せるとかそういう部分が良い」と場所も新宿が第1候補だと強調した。新たな〝遊び場〟と再び会える日は、近いのかもしれない。