新日本プロレスのタイガーマスクが7日の後楽園大会で、約31年の現役生活に終止符を打った。

 みちのくプロレス時代の1995年7月に、4代目のタイガーマスクとしてデビュー。2002年1月に新日本プロレス初参戦を果たすと、同年12月に正式に移籍した。IWGPジュニアヘビー級王座を6度戴冠し、2004、05年にはジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」で連覇を達成するなど新日ジュニアのトップ選手として活躍した。

 引退試合は異例のダブルヘッダーで行われ、ダイナマイト・キッドの甥で米国・AEW所属のトム・ビリントン、ブラック・タイガーⅣとそれぞれ5分1本勝負で対戦。放送席にゲスト解説として獣神サンダー・ライガー、リングアナウンサーとして田中ケロが登場すると、会場のボルテージは最高潮に達した。

 大声援を背に入場したタイガーは、初代タイガーマスクのデビュー戦(1982年4月23日、蔵前国技館)の相手だったキッドの甥と対峙。ロックアップからレスリングの攻防を展開した。タイガーがアームドラッグを繰り出し、ビリントンに投げ捨てジャーマン、場外でのブレーンバスター、ミサイルキックと怒涛の猛攻にさらされた。

 残り時間20秒になると会場は大「タイガー」コールだ。最後は互いにツームストーンパイルドライバーを狙うも、ここで時間切れ引き分けのゴングが鳴った。

 すると直後のリング上にブラックタイガーが颯爽と入場し、戦いを終えた2人を襲撃。怒りのビリントンが黒虎にラリアートを決め、タイガーのセコンドに就いたまま2試合目の開始のゴングが鳴らされた。

ブラック・タイガーⅣ(左)にトペ・スイシーダで飛び込むタイガーマスク
ブラック・タイガーⅣ(左)にトペ・スイシーダで飛び込むタイガーマスク

 コーナー上でのマスク剥ぎを狙われたタイガーだったが、これは許さずトぺ・スイシーダを発射。さらに雪崩式ダブルアームスープレックスと大技攻勢を仕掛けていく。串刺しラリアートにも十字架固めで応戦。最後は黒虎の猛攻にさらされ、暗闇脳天落としを決められたが、ここで時間切れ引き分けのゴングだ。

 だが、納得がいかないブラックタイガーは、5分間の延長戦を要求する。タイガーはこれに受けて立ち、代名詞でもあるタイガースープレックスで3カウントを奪取。永遠のヒーロー・タイガーマスクは、最後の戦いを勝利で終えた。

最後はブラック・タイガーⅣを猛虎原爆で仕留めたタイガーマスク
最後はブラック・タイガーⅣを猛虎原爆で仕留めたタイガーマスク