米国・WWEの〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイが、悪のユニット「ザ・ジャッジメントデイ」から集中砲火を浴びた。

 27日のPLE「ナイト・オブ・ザ・チャンピオンズ」で行われた「クイーン・オブ・ザ・リング」トーナメント決勝戦で、女子世界王者リブ・モーガンを破って初優勝。8月1、2日(日本時間2、3日)にミネソタ州ミネアポリスで開催されるPLE「サマースラム」で、リブとの世界王座戦を決めた。

 29日(同30日)のロウ(ニュージャージー州アトランティックシティー)では「クイーン」に授与された王冠を手にリングに上がると「イヨ! イヨ!」の大チャントが起きた。マイクで「クイーンとして米国に戻ってこられて、本当に感謝だよ!」と英語で話し「みんなのおかげで私はクイーンになれたよ、ありがとう、ありがとう、ありがとう、みんな!」と日本語でファンに感謝を伝えた。

 さらにイヨは「サマースラム」でもう一度リブを倒し、世界王者に返り咲くと力強く宣言。「私はクイーン…」と日本語で話したところで、テーマ曲が鳴ってリブが現れた。トーナメント決勝で敗れた怒りをぶつけた上で「お前が勝てたのは、私がダンハウゼンの『呪い』にかかったからだ」といい、入場時に〝呪いの怪人〟ダンハウゼンから邪魔されたことを敗因に挙げた。

 リブの罵倒は続き「私はリア・リプリーからすべてを奪って、壊してやった。サマースラムではお前を徹底的にぶっ壊してやる」と予告した。すると、リブの仲間で「ジャッジメント・デイ」のラケル・ロドリゲスとロクサーヌ・ペレスがエプロンに立ち、3方向から逸女を取り囲んだ。

 イヨはロクサーヌにドロップキックを打ち込みエプロンから落とすと、突進してきたラケルはロープ上段を引っ張り場外に転落させた。すかさず上着を脱ぎ、リングに入ってきたリブと対峙する。ここでロクサーヌが再びエプロンに立ち逸女をけん制するが、イヨは必殺技を画策して突っ込んできたリブをかわして、ジャーマンスープレックスで投げ捨てる。得意のポーズを決めると、リブの頭を蹴り飛ばした。

リブ・モーガン(左上)のえげつない片逆エビ固めを食らうイヨ・スカイ(©AbemaTV, Inc.)
リブ・モーガン(左上)のえげつない片逆エビ固めを食らうイヨ・スカイ(©AbemaTV, Inc.)

 続けてコーナー上段に上がってムーンサルト弾を試みるも、ラケルとロクサーヌがイヨを宙づりにして痛めつける。悪女3人は、逸女の左ヒザに集中攻撃。リブはオブリビオン(変型DDT)からハーフボストンクラブで左ヒザを絞り上げる。イヨがタップしても技を解かず執ように締め上げ、レフェリー、スタッフが制止してようやく暴行をやめた。ニュージャージーはリブの生まれ故郷にもかかわらず、世界王者に大ブーイングだ。

 イヨはトーナメント決勝でも狙われた左ヒザを抱えて苦悶の表情。盟友のリアはケガで欠場、和解した〝明日の女帝〟アスカは戦線離脱した。逸女一人の状況では、世界王座奪還への道が一気に険しくなった。

悶絶するイヨ(下)を前に、ベルトを掲げて勝ち誇るリブ・モーガン((©AbemaTV, Inc.)
悶絶するイヨ(下)を前に、ベルトを掲げて勝ち誇るリブ・モーガン((©AbemaTV, Inc.)

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。