米国・WWEの戸澤陽(41)が、怨敵のユニット「ザ・ビジョン」に単身で挑み、新世代闘争の勃発にもひと役買った。
これまで相棒オーティス、マキシン・デュプリと組んできたが、マキシンが「ビジョン」のオースティン・セオリーから誘惑され、戸澤らを裏切り「ビジョン」に加入した。「ビジョン」はブロン・ブレイカー&セオリーの世界タッグ王者コンビに、人気YouTuber兼レスラーのローガン・ポールも所属する先鋭集団。相棒オーティスがセオリーの暴行を受け負傷欠場に追い込まれ、戸澤はビジョンへの復讐心で燃え上がっている。
10日(日本時間11日)のロウ(バージニア州ノーフォーク)では、そのセオリーと一騎打ち。余裕しゃくしゃくの態度を見せる相手を、コーナーから飛びついてのハリケーンラナで吹っ飛ばす。強烈なラリア―ト、ダブルアームスープレックスをくらっても引き下がらず、特攻精神でチャンスをうかがう。
セオリーのラリア―トをかわして、DDTで反撃開始。串刺し式のフロントハイキックからシャイニングウィザード、セントーンをキレキレでぶっ放す。さらに大歓声を浴びながら、ハルク・ホーガンばりにタンクトップを引き裂く得意のパフォーマンスだ。続けてセオリーの胸にミドルキックを9連発で叩き込み、スーパーキックもぶち込んだ。
大チャンスに雄たけびもろともロープに飛んだが、セオリーにキャッチされ、左のフォアアームが直撃。強烈な一発に動けず、3カウントを奪われた。敗戦後も戸澤はセオリーから暴行を加えられ、セオリーはセコンドのマキシンからはイスを受け取った。これはアダム・ピアースGMらスタッフから制止されたが、この間にブレイカーがリングイン。とどめのスピアーを見舞おうとした時だ。
突如、テーマ曲が鳴り響き、〝ルーラー(支配者)〟オバ・フェミが登場する。1日のPLE「サマースラム」の「ヘル・イン・ア・セル」マッチで〝ビースト〟ブロック・レスナーを粉砕。その後に引退を表明したレスナーから「WWEの未来」と称された新怪物が、何と戸澤の救援に現れたのだ。オバは花道で襲ってきたセオリーを、ビッグブーツ一撃で返り討ち。リングに上がりブレイカーと対峙した。
ブレイカーもWWE殿堂者の代理人ポール・ヘイマンらから「未来のエース候補」と高い評価を得てきた。それだけにオバの活躍が面白いわけがない。ついに始まった新世代エース候補同士の対決だが、リスクも大きくピアースGMにブレイカーの仲間ローガンまで止めに入る。
その場は何とか収まるも、オバ vs ブレイカーはWWEの今後10年を占うと言っていいスーパーマッチ。戸澤はその引き金となった形だけに、存在感は示した。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。













