新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」15日両国国技館大会準決勝戦で、Bブロック2位の上村優也(31)がAブロック1位でIWGPヘビー級王者の辻陽太(32)を破り、決勝戦進出を果たした。
リーグ戦を6勝3敗の12点で勝ち上がった。準決勝の相手、辻は2018年4月デビューの同期だが、出世争いでは一歩先を歩かれている。「絶対に負けられない」と誓った一戦では、序盤から得意のアームドラッグを連発してペースを握っていく。
だが11日の三重大会で腰を負傷しており、IWGP王者は見逃さない。上村は腰に集中攻撃を浴びて、勢いをそがれていく。反撃しても腰にエルボー一撃をくらって悲鳴を上げると、場外でトペ・スイシーダの直撃を受けた。さらにマーロウクラッシュを被弾して、逆エビ固めでがっちり締め上げられる。
それでも腰に手をやりながら腕十字、ドロップキックで反撃すると、7777人超満員札止めの観衆からは一斉に「ウエムラ!」コールだ。上村は延髄斬りから鮮やかなジャーマン、ドラゴンスープレックスで辻を追い詰める。ところがさすがはIWGP王者。腰へのジーンブラスターからまたも逆エビ固めで捕らえ、高角度でもん絶させる。
ここで上村は辻の左腕を蹴り飛ばして脱出。逆に逆エビ固めで捕獲し、左腕をきめながらの変型サソリ固めからライオンズシャイナーを連発するが、カウンターのジーンブラスター、ゲレーロスぺシャル、再度のジーンブラスターで逆転を許す。負けられない上村は執念のカンヌキスープレックスからシャイニングエルボー弾、ライオンズシャイナーを怒とうの発射。最後は必殺のカンヌキスープレックスでIWGP王者から、堂々の3カウントを奪った。
これで決勝戦では、後輩の大岩陵平と初Vを争うことになった。大岩もリングに上がってフェースオフ。上村vs大岩の新世代による決勝激突に、上村はバックステージで「G1クライマックス決勝戦、ここまで上がって来たのだから、絶対取って僕が新日本のど真ん中に立って、プロレスをもっともっとデカくしてやりたい」と勝利宣言をぶっ放す。
中学3年時の2009年の「G1クライマックス」決勝戦、真壁刀義vs中邑真輔に感銘してプロレスラーを目指した。「あの時、俺はG1を取ると決めた。レスラーになって8年、今まで何もタイトルを取ったことがない俺が明日G1チャンピオンになる。大岩、シチュエーションは最高だ。ニュースタンダード、見せつけてやろうぜ!」と誓っていた。













