米国・AEW所属のプロレスラー、「PAC」ことベンジャミン・サッタリーさんが40歳の若さで死去し、マット界では一斉に悲しみの声が上がっている。

 AEWは27日(日本時間28日)に、サッタリーさんが亡くなったと発表。死因は明らかにされていない。前日のPPV「ALL OUT」(シカゴ)ではナショナル王者アンドラデ・エル・イドロに挑戦して激闘を繰り広げ、メインのAEW世界王者ウィル・オスプレイ vs ジョン・モクスリーの王座戦にも、モクスリー率いる「デスライダーズ」のメンバーとして介入。世界屈指のハイフライヤーとして存在感を示していただけに、衝撃が走った。

場外のアンドラデ・エル・イドロ(下)にケブラーダを仕掛けるPACさんo(©All Elite Wrestling)
場外のアンドラデ・エル・イドロ(下)にケブラーダを仕掛けるPACさんo(©All Elite Wrestling)

 サッタリーさんと同じ英国出身のオスプレイは、自身のX(旧ツイッター)で「俺たちの国からの最大の輸出品。また、最も偉大な人。あなたと何度もリングを共にしたことを光栄に思う。あなたは本当に俺や多くの人々にとって英雄。永遠に俺たちのBASTARD RIP Pac」とリングで戦う画像とともに投稿。サッタリーさんの異名「The Bastard(ろくでなし)」で呼びかけ、母国の先輩に哀悼の意をささげた。

 AEWで同僚の柴田勝頼もXで「突然の訃報であまりにもショックが大きいです。彼が運転するレンタカーで一緒に食料を買いに行ったり、ランドリーに洗濯しに行ったり、車内でたくさんプロレスの話をしたり。お互いに〝いつか試合したいね〟と語り合っていました」と、サッタリーさんとの思い出をつづった。その上で「本当に残念です。Rest in peace,my friend」と友人の突然の死をいたんだ。

 サッタリーさんはドラゴンゲート、新日本プロレスなど日本マットでも活躍。元ドラゴンゲートで新日本の鷹木信悟はXで「え…信じられない 6月に試合したばかりで、また近々闘えると思っていたよ」と回顧。前日の神戸大会では、デスライダーズの仲間クラウディオ・カスタニョーリに勝利しており「昨日のコメントでPACのことを話すのを忘れてた…と思ってた矢先だよ ゆっくり休んでください 昔から彼のプロ意識には、ずっと尊敬の念を持っていました 一緒に戦えたことを誇りに思います またいつか! 感謝 合掌」と、追悼した。

 他にもAEW主力選手のカイル・フレッチャー、スティーブ・ストリックランド、ニック・ウェインらに加え、リア・リプリー、ケビン・オーエンズらWWEの元同僚、ドラゴンゲートに招聘したCIMAらが次々にSNSで追悼コメントを出した。ドラゴンゲート、新日本なども団体として、偉大なハイフライヤーの死をいたんでいる。