女子プロレス「スターダム」29日の後楽園ホール大会でスターライト・キッドがワールド王者・鈴季すずから直接勝利し、王座挑戦を決定づけた。

 キッドは夏の祭典「5★STAR GP 2026」では準決勝で鈴季を破っている。この日は今月ともにメキシコに遠征した星来芽依、儛島エマ、舞華と組んで山下りな、青木いつ希、鉄アキラ組と6人タッグマッチで激突した。

 一進一退の攻防の中、鈴季と一騎打ちとなったキッドはブレーンバスター、黒虎脚殺で攻め立て優位を築く。しかし、黒虎天罰は逃げられ投げっぱなしのジャーマンからのテキーラショットでピンチに。儛島のカットで何とか難を逃れた。

 さらには敵軍から4人同時にトラースキックを決められるピンチ。それでも星来のアシストを受けて敵軍を分断。最後はモモ☆ラッチで丸め込み、3カウントを奪った。

鈴季すず(下)を黒虎脚殺で追い詰めるスターライト・キッド
鈴季すず(下)を黒虎脚殺で追い詰めるスターライト・キッド

 試合後、マイクを握ったキッドは「すずから2連勝中です! ということで、もう決めちゃうか。次、私がこのベルトに挑戦する」と宣言。「『させて』じゃないよ『する』」と念押しをした。

 鈴季は「まあ2連敗もしてるんで、やりたくないとは言えませんよね」と受諾。その上で「でもみんな知ってるでしょ、こいつ大事なところでこけるから。5STAR GPも優勝できなかったもんな。かかってこいよ」と挑発された。

 再びマイクを持ったキッドは「こけまくって、ネオジェネシス抜けたやつに言われたくねえな」と反論。「すずが〝はりきりチャンピオン〟なら、私は〝欲張りチャレンジャー〟でいかせもらいます。タイトルマッチの日までよろしく」と不敵にほほ笑んだ。

 キッドはワールド王座以外の主要6王座、全ての戴冠経験がある。前人未到の〝真のグランドスラム〟達成へのスタートを切った。