新日本プロレス15日両国大会で約35年のキャリアに終止符を打った〝猛牛〟天山広吉(55)が、大会後に心境を激白した。
天山はラストマッチで、小島聡とシングルマッチで対戦した。当初予定されていた5分1本勝負の試合時間を、時間無制限1本勝負に変更。モンゴリアンチョップ、アナコンダバイス、大剛式バックドロップと得意技を惜しげもなく投入したが、最後は小島のラリアートで3カウントを聞いた。
以下、天山との一問一答
――試合を終えて
天山 最後、本当に首が折れるかと思いましたけども、本当にスッキリ。これで何も悔いなく次のスタートに立てるかなと思いますね。(近くにいた小島、永田裕志に呼びかける形で)コジが手加減してくれへんから…頼むわ、ホンマ(笑い)。永田もすごく応援してくれて、ありがとう。永田はまだまだ5年、10年やってくださいよ。
――天山らしく、最後まで受けて受けて立ち上がる試合だった
天山 いま持てるものを出し切ったというか。攻めもなかなか思うようにはいかなかったんですけど…でも、お客さんの応援があってここまでやることができて、本当に感謝しています。思い入れのある会場で最後の試合を迎えて、テンコジ対決でしたけど、身も心もスッキリというか。泣いちゃうかと思ったんですけど、意外となんか…。本番前のリハーサルでしゃべった時は、めちゃめちゃ泣いちゃったんですけど(笑い)
――今後について
天山 皆さんも分かると思うんですけど、体もしっかり治して。リングに立つことはないと思うんで、新日本プロレスのこれからの若い世代の人たちを影ながら応援していきたいと思います。
――やり切れたか
天山 全部が全部コジには通用しなかったけど、技うんぬんではなく、向かって行く気持ち。馳(浩)さんとか長州(力)さんに教育されて育った世代なので、何コラって気持ちをもって戦ってきましたので。今の世代の人も、根性論を押し付けるわけじゃないけど、歯を食いしばって試合をお客さんに見せてもらいたいですね。
――大・天山コールを聞いた気持ちは
天山 ここまでいろいろ良いことも悪いこともいろいろありました。でも最後の最後に天山コール…皆さんの応援が何よりも力をもらいました。本当に今まで、35年間ありがとうございました。
――試合時間の変更はいつから考えていた
天山 5分ではお客さんも納得しないだろうじゃないですけど、自分的にはコジととことんやりきりたい気持ちだったので。勝っても負けても。
――仮に5分だったら引き分けだった
天山 そんな最後は後味が悪いから。とにかくコジのラリアート痛かったわ…
――決着後の心境
天山 両国国技館の天井を見て、これで選手としては終わりなんだなって…。感慨深いものがありましたけど、なんか涙が出てこなかったね(笑い)。枯れちゃったのかもしれない。
――飯塚高史とも和解
天山 自分のために最後になって姿を現してくれて。「何しに来たんだコノヤロー!」って感じですけど、来てくれただけで、本当に感謝してますし。昔の友情タッグを組んでいたことを思い出してほしかったし、今日で最後なので。彼も引退してこれから先、何かストーリーがあるわけでもないし。これで最後でしょ、飯塚さん、もうヒゲ剃ってまともにやってくださいみたいな感じでした(笑い)
――試合前に家族からの言葉は
天山 珍しくね。朝11時くらいに出たんですけど、息子も嫁も普通だったら「行ってきます」って言ったら「はーい」みたいな感じですけど、2人ともちゃんと立って「パパ、頑張って」みたいな。なんかすごいなと感動して「頑張ってくるから」って。うれしかったですね。
――2人とも来場はしていた
天山 前の方で(見て、試合後は)リングに上がってくれって言ったんですけど「ボックスの後ろで見てるから。あなたが主役なんだから」みたいな感じで。でも、支えられたのは家族の力もありました。
――帰宅したら家族に感謝の言葉を
天山 ちょっと最近、風呂が汚くなっているので、また風呂掃除しなきゃいけないなと。これから選手としては終わってしまいましたけど、掃除当番としてはまだまだ。家の中ではちょっと厳しい生活になるかもしれませんし、ちょっとそれを考えると憂鬱な感じですけど、まさにツームストーン…。本当に皆さん、35年間長いあいだありがとうございました。















