新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」15日両国国技館大会の準決勝戦で、Aブロック2位の大岩陵平(27)がBブロック1位のカラム・ニューマン(23)を撃破し決勝戦(16日、両国)に進出した。

 かつて付け人を務めた天山広吉が引退試合を行うこの日の準決勝に、若き日の天山を想起させる猛牛の角を着用して入場。試合開始のゴングが鳴ると、天山スープレックス、さらにアナコンダ式の変型ヘッドロックと、随所に師匠へのリスペクトを込めた戦いぶりを見せた。

 レフェリーの目を盗んだ急所攻撃からの丸め込み、プリンスズカースで反撃を許した大岩はTHE GRIP(ローリングラリアート)にもカウンターのKiss the crown(ショートレンジラリアート)を浴びて窮地に陥る。それでもMAKE WAY(変型バスター)だけは許さずにヘッドロックで切り返す。最後はヘッドバットからのTHE GRIPで3カウントを奪ってみせた。

 出場者決定戦からの下剋上Vへ、ついに王手をかけた。大岩は「あと1勝だ! 今日の両国、すげえみんなの応援や期待が分かったよ。カラムにやられて立ち上がれない時も、みんなの声で立ち上がれた。辻陽太でも上村優也でも、どっちも俺の超えたい高い壁なので。どっちが来てもいい。俺は決勝で待ってるぞ。明日、両国大会を絞めるのはこの俺〝THE GRIP〟大岩陵平だ」と豪語。2021年8月デビューの大岩が優勝すれば、後藤洋央紀の持つ最短キャリア優勝記録(5年1か月)を更新する。