スターダムの〝闇に落ちた不死鳥〟上谷沙弥(29)が、ワールド王座奪取に失敗した林下詩美(27)の〝迷走〟に憤慨だ。

 6月30日後楽園大会ではスターダムに再入団した詩美が鈴季すずのワールド王座に挑戦するも敗北。試合後は観客の盛大な「おかえり」コールに「ただいま!」と笑顔で返していた。

 一方、この詩美の激闘に、冷ややかな視線を送っていたのが上谷だ。かつて詩美とはユニット「クイーンズ・クエスト」の同門として共闘したものの、2024年3月に詩美が一度退団し、マリーゴールドの旗揚げに参加。その後、上谷は極悪軍「H.A.T.E.」に加入し、悪の道を進むこととなった。

 大会後取材に応じた上谷は「試合内容に関しては申し分ない」とタイトル戦を評価した上で、再入団後いきなりの挑戦となった詩美に対し「私と戦いたいって言ってたのに、もう他の女の所に行くんだって感じ。代々木で(渡辺)桃からの誤爆でスリー取ったので、もう満足なのかよ。よそ見してんじゃねーよ」と語気を強めた。

敗れはしたが、ワールド王者・鈴季すず(下)を追い詰めた林下詩美
敗れはしたが、ワールド王者・鈴季すず(下)を追い詰めた林下詩美

 確かに詩美は5月後楽園大会でのスターダム帰還時には「上谷に負けたくないって思った。だから今日ここに来るしかないって思った」と不死鳥を強く意識する発言をしていた。その後6月20日の代々木大会では、8人タッグ戦(上谷&渡辺桃&小波&ビー・プレストリー vs 詩美&AZM&天咲光由&スターライト・キッド)で激突したものの、いまだシングル戦は実現していない。

 上谷はこの日、大声援を受けた詩美に「満員の後楽園や大声援は、この2年間スターダムの全員が頑張ってきた結果だろ。うぬぼれて、気持ちよくなって、満足してるならそれでいいんじゃない? 今のスターダムは動きも大きいし、いろんな事が目まぐるしく起きてるし、いろんなチャンスがある。ただ、本来の目的を見失わないようにな」と忠告。一騎打ちに関しては「詩美が熱望するなら考えてやってもいい」と語るにとどめた。

 夏の祭典「5★STAR GP(7月18日、大田区で開幕)」ではブルースターズにエントリーした上谷に対し、詩美はレッドスターズにエントリー。直接対決が実現するとすれば、必然的に決勝戦となる。両者が雌雄を決する日は訪れるのだろうか。