女子プロレス「スターダム」30日後楽園大会のワールド王座戦は、王者・鈴季すず(23)が林下詩美(27)の挑戦を退け、初防衛に成功した。

 鈴季は20日の代々木大会で玖麗さやかを下し、悲願のベルト初戴冠に成功。22日には再入団会見を行っていた詩美のもとに乗り込んで次期挑戦者に指名し、いきなりのV1戦に打って出た。

 鈴季は場外戦では詩美を激しくイスにぶつけると、口に含んだ水を吹きかけ挑発。お返しとばかりにリング上ではチョークスリーパーから投げ飛ばされ、コウモリ吊り落としで叩きつけられた。

 互いの死力を尽くした攻防は、ジャーマンスープレックスの投げ合いに発展。ラリアートで叩きつけ合うと両者ダブルダウンとなり、先に立ち上がった詩美からトーチャークラッチボムで叩きつけられるピンチに陥った。

 しかし、鈴季はクルセイドだけは許さない。その場飛びのフランケンシュタイナーで切り返して逆転に成功し、粘る詩美にテキーラショットをさく裂させる。ジャーマンスープレックスを2発決めて追い打ちをかけるもカウント2。それでも3発目のジャーマンで、ついに詩美をKO。激闘に終止符を打った。

試合後、林下詩美(右)とハグする鈴季すず
試合後、林下詩美(右)とハグする鈴季すず

 試合後マイクを握った鈴季は「詩美、お前強すぎ」と称賛。「少なくとも今日ここに来たお前らは、林下詩美にあの言葉言えるよな。全員が言えなくても、私はお前に言うよ。おかえり!」と再入団を果たした詩美を歓迎し、客席からも「おかえり」コールが巻き起こった。詩美も「ただいま!」と絶叫し、会場は拍手に包まれた。

 改めて鈴季は「鈴季すずがチャンピオンでいる限り、こういった面白いことが続々と続きます。このままスターダムは『5★STAR GP(7月18日、大田区で開幕)』が始まるけど、この私〝はりきりチャンピオン〟の鈴季すずはチャンピオンとして優勝しちゃいます」と夏の祭典に向け堂々の宣言。「それでは皆さん、これからの鈴季すずに、こうご期待!」と叫んで大会を締めた。