米国・WWEのPLE「ナイト・オブ・チャンピオンズ」(27日=日本時間28日、サウジアラビア・リヤド)は激闘の連続で、中東の地を熱狂の渦に巻き込んだ。
メインの統一WWE王座戦は、王者コーディ・ローデス、グンター、サミ・ゼインがトリプルスレットマッチで激突。さまざまな因縁が絡んだ一戦は序盤からスリリングな攻防となり、王者コーディはグンターとゼインの2人同時にコーディカッターを仕掛ける離れ業を披露。グンターも強烈なチョップとパワーボム、スリーパーホールドで攻めまくった。
シリア系カナダ人でイスラム教徒のゼインはリヤド観衆から大声援を受けながらファイト。コーディがグンターをカバーしたチャンスには、レフェリーを場外に引きずり下ろして妨害する。コーディも同じ手口でゼインの勝利を阻止すると、王者には大ブーイングが上がった。ゼインはコーディにおきて破りのクロスローズ。コーディからグンターとダブルのクロスローズで叩きつけられたが、王者がとどめのクロスローズの体勢に入ったころで、体を沈め両脚を脇の下にかけながら前方にロールアップ。一瞬の丸め込みで3カウントを奪った。
ゼインは41歳にして最高峰王座を初戴冠。2013年にWWE入りしてからNXTを経て10年以上、追い求めてきた悲願のベルトをついに手にして男泣きだ。今年に入っては迷走を続けてきただけに、「間違いない。俺は王者に値するんだ。業界で20年以上やってきて、一度も認められたことがない。10年以上このタイトルを追いかけてきたのに、俺は一度も勝てなかった。明日、何年後、これからどうなろうと構わない。俺は永遠にサミ・ゼイン、WWE王者だ」と思いの丈をぶちまけていた。
1勝1敗で迎えたセス・ロリンズとブロン・ブレイカーの金網決着戦はイス、テーブル、竹刀が飛び交う壮絶な死闘に。ロリンズは金網の上からブレイカーを担いで雪崩式ブレーンバスターを放ってテーブル葬に処すると、ブレイカーは右目尻から激しく出血する。それでもスーパースピアーをぶち込んで逆転するが、ロリンズは執念で3カウントを許さない。
ブレイカーのスピアーをテーブルに自爆させるとペディグリー、ストンプで一気にラッシュ。最後はコーナー2段目からのスーパーストンプでブレイカーの頭を踏みつけて葬った。名勝負を勝ち切り、ユニット「ザ・ビジョン」をめぐる抗争に終止符を打った。
女子US王者ステファニー・ストラットンは、ジェイド・カーギルの挑戦を退け防衛に成功。ラッシュ・レジェンドと結婚式を挙げたばかりの男子US王者トリック・ウィリアムスは、リッキー・セインツをトリックショット一発で沈めて、ベルトを守った。
「WWEナイト・オブ・チャンピオンズ2026」は「ABEMAプレミアム」で放送された。














