新日本プロレスのIWGP GLOBALヘビー級王者ゲイブ・キッド(29=AEW)が、唯我独尊発言を連発した。

 真夏の祭典「G1クライマックス」でBブロックから頂点を狙うゲイブは8日横浜大会では前GLOBAL王者の海野翔太と公式戦が予定されていた。しかし海野は開幕戦(7月11日、米シカゴ)のザック・セイバーJr.との試合後に脳震とうの症状が見られたため、医師の診断によりドクターストップ。残り公式戦は全戦不戦敗となっていた。

 7月後楽園大会でGLOBAL王座を奪った因縁の相手との再戦が消滅したゲイブは、取材に「アイツが俺からベルトを取り戻すなんて、最初から絶対にあり得ないことだった。みんな、彼が戻ってきて何とか俺を倒すと思っているようだが、どうやって? 俺がぶっ飛ばしたせいで、彼の脳みそはスクランブルエッグ同然だ」とバッサリ。

「G1を1試合やっただけでトーナメントから撤退するなんて、一体どんな腰抜けなんだ? その答えが海野翔太だ。彼は精神的に壊れていて、どん底からはいあがろうとしているように見えたが、明らかにそれは全部うそだった」と断罪した。なおゲイブは昨年のG1で公式戦初戦で負傷し、残り全戦を欠場した…。

 さらにゲイブの舌鋒はIWGPヘビー級王者の辻陽太にまで向けられる。AEWと新日本の関係性に対する辻の言動は賛否を巻き起こしているが、ゲイブは「正直、1年前に聞かれたら『メッセージは素晴らしいが、伝え方が最悪だ』と答えただろうな。でも今はもうどうでもいい。この会社がどう見られるかなんて、気にしていない。あれだけ騒ぎ立てたのに、なぜか俺のボス(トニー・カーン社長)は彼を気に入っている」と冷静な反応。かと思いきや、返す刀で「彼のキャリアにとって最善なのはAEWに加入すること…いや、彼はそのレベルには達していない。ROHに入ってランクを上げていくのがいいだろう。自分を完全にバカに見せずに、自分の気持ちを伝える方法を学べばいい」と斬り捨てた。

 G1覇者は団体最高峰のIWGPヘビーに挑戦するのが通例だが、ゲイブはこれを拒絶する。「俺がかつて精神科病院に入院していた時、新日本に電話して『IWGPヘビー級王座を取るまでは休めない』と言ったんだ。でも今や俺にとって、あのベルトは何の価値もない。後藤(洋央紀)が45歳で数か月だけ巻いたり、カラム・ニューマンが〝新日本を盛り上げるべき男〟から奪った。何もかもが恥ずかしい話だ」と一方的に断罪。

「真の世界王座はIWGPグローバル王座だ。トランプ(大統領)が俺を〝世界最高の国〟に再び入れてくれたら、全米テレビ放送でそのベルトを防衛して証明してやる」と、どこまでも言いたい放題だった。