新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」6日後楽園大会のAブロック公式戦で、STRONG無差別級王者のボルチン・オレッグ(33)がIWGPヘビー級王者の辻陽太(32)から5勝目を挙げた。最高峰王者からの金星でブロック首位タイとなった〝モンスター〟の野望とは――。
序盤から猛攻にさらされたボルチンだったが、ファイヤーブラスターをキャッチすると餅つきパワーボムを敢行。ロープをつかんでカミカゼを防ごうとした辻に対し、雪崩式のラストカミカゼをさく裂させ激闘を制した。試合後は「お前は本当に男だ。頑張ってる人間だから、俺もついて行くわ。新日本はもっと強くなるぞ! お前のおかげだよ!」とユニットの垣根を越えたメッセージを送った。
この日はブロック唯一の1敗だったKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)が鷹木信悟に敗れたため、ボルチンは首位タイに浮上。G1を制すれば今度はベルトをかけて辻との再戦が確実となる。取材に「簡単に言いたくはないけど今の新日本のエースは辻。ただ強いだけでなく、ああいう人間を見るともっと頑張らなきゃと思える。今がIWGPに挑戦するベストタイミングだと思うから、G1を優勝したい」と目を輝かせた。
さらにカザフスタン人初のレスラーでもあるボルチンにはG1制覇、IWGP奪取に続く夢がある。それが母国でのプロレス初開催だ。「(自身に続いて)その地域の選手が増えてきたら、いつかカザフスタンでも試合ができるかもしれないじゃないですか。世界中にプロレスのすごさを広めていきたいと思うので。カザフスタンの近くの国でもいいし、機会があってやることができたら面白いなと思います」。
これを受け、新日本の棚橋弘至社長も「海外進出は新日本の強みでもありますからね。カザフスタンというのはボルチンがいないと実現できないこと。地元のヒーローとして凱旋というのはボルチンにとっても誇らしいことだと思うから、クリアしないといけない問題はあるけど、実現に向けて考えておきます」と約束。大きな野望を胸に、覚醒したモンスターがG1の頂へ突き進む。












