新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」8日横浜大会のBブロック公式戦で、NEVER無差別級王者のウルフアロン(30)が極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」を率いる成田蓮(28)に痛恨の4敗目を喫した。

 ウルフは今年1月4日東京ドーム大会でのデビュー戦から、H.O.Tとの抗争を展開。NEVER王座を争ってきた成田との公式戦は、戦前の予想通り乱戦となった。試合開始前にH.O.Tのセコンド・ディック東郷に襲撃されたのを皮切りに、ラフファイトに苦戦を強いられる。場外乱闘時には鉄柵を利した膝十字固めに捕獲されるなど、成田の足攻めでダメージが蓄積していく。

ディック東郷(下)からはパウダー攻撃も受けたウルフアロン
ディック東郷(下)からはパウダー攻撃も受けたウルフアロン

 滞空時間の長いブレーンバスターで反撃に転じると、腰へのエルボードロップを発射。執ような成田の膝十字固めもロープに逃れ、ダブルクロスをパワースラムで切り返す。

 しかし、逆三角絞めにとらえたところで、カットしようとした東郷のイス攻撃がレフェリーに誤爆。リング上は無法地帯と化してしまう。成田と東郷の合体式ダブルクロスでマットに突き刺されると、左ヒザへのダイビングニードロップからクロス式の膝十字固めに捕獲される。リング中央で完璧に極められ、キャリア初のギブアップ負けを喫してしまった。

 これで4敗となったウルフは残り公式戦を全勝しても勝ち点10止まり。すでに勝ち点10に到達している成田、ゲイブ・キッドの両名に直接対決で敗れているため、ブロック突破へ向けては極めて厳しい状況に追い込まれた。

 それでもセコンドの松本達哉の肩を借りてコメントブースに現れると「1対1では戦えても、1人が2人、2人が3人となった時、まだまだ俺自身の力はこんなもんだなって感じてしまう瞬間があります。どんなことをされようが勝てるような力をしっかりと身に付けていけるように精進していきます。まだG1クライマックス終わってないので、残りシングル2戦、気持ちを切り替えて松ちゃん(松本)とやっていきます」と、前を向いていた。