米国・WWEの第3ブランド・NXTが23日(日本時間24日)に放送され、元新日本プロレスEVILのNARAKUが、「グレート・アメリカン・バッシュ(GAB)」(28日=同29日)を大混乱に陥れた。

 1月末で新日本を退団し、4月からNXTに登場。2週前のNXT王座挑戦者決定戦でメイソン・ルークを破り、「GAB」でNXT王者トニー・ディアンジェロに挑戦することになった。先週には王者に王座戦の契約書にサインさせたが、自身は不可解なことに署名せず、次週に持ち越した。

 この日の冒頭、王者ディアンジェロはロバート・ストーンGMにNARAKUが契約書にサインしたのか尋ねた。GMは今夜中にサインさせると言うものの、王者は会場の駐車場でNARAKUを捕まえて署名するように迫る。ストーンGMも契約締結を求めるも、NARAKUは「トニーさんに直接渡したい」と、契約書をディアンジェロに差し出した。

 元EVILはGMから苦言を呈され「落ち着け、落ち着け」と日本語で話しかける。続けてディアンジェロが挑戦者のサインを確認しようと契約書を開いたときだ。突如、契約書の中から火の玉が飛び出し、NXT王者の顔面を焼き尽くした。「グアッ!」と声を上げて倒れ込むディアンジェロを見たNARAKUは高笑いだ。

 ディアンジェロはタオルで顔を覆ったまま、救急車で病院に緊急搬送された。王座戦5日前に王者がまさかの欠場危機に。ストーンGMは怒り心頭でNARAKUに出場停止処分を科そうとするも、NARAKUは「GAB」の目玉となるタイトル戦を中止にはできないと言い放つ。

 NXT王座のベルトを手にしたGMは、NARAKUをリングに呼び出した。元EVILはマイクで「俺がベルトをいただく」とアピールし、ディアンジェロが王座戦を欠場するなら〝不戦勝〟で自分が王者になると主張。むちゃくちゃな理屈をこねだしたところで、ルークが現れてNARAKUに王座決定戦を要求する。さらにNXTタッグ王者の「ザ・ヴァニティー・プロジェクト」も姿を見せるが、ルークとジャクソン・ドレイクが乱闘となって姿を消した。

 NARAKUは再びGMに「ベルトを寄こせ!」と詰め寄る。ここで、右目付近を血のついた包帯で覆った王者ディアンジェロが電撃登場した。NARAKUに殴りかかり、スパインバスターを決めようと抱え上げる。NARAKUは王者の右目をかきむしって脱出し、場外から王者をにらみつけた。

 作戦通りに王座奪取とはならなかったものの、卑劣な火の玉攻撃で王者に大ダメージを与えたのは事実。NXT王座をめぐる遺恨はヒートアップする一方だ。

 NXTは「ABEMAプレミアム」で視聴可能。