東京女子プロレスの上福ゆき(33)が引退を表明した。29日に行った会見では理由を「自分が一番イケていて、一番イイ女なタイミングで引退しようと思った」と説明。「上福ゆき卒業スペシャル」と銘打たれた12月26日の東京・後楽園ホール大会が、最後のリングとなる。引退までの6か月でプロデュース興行や地元凱旋大会も行う上福が取材に応じ、胸中を語った。

胸中を語った上福ゆき
胸中を語った上福ゆき

 ――引退を意識したのはいつごろからか

 上福 30歳を過ぎたぐらいから「一番イケてる時にやめたいな」とは思っていました。別に30だからどうこうとかはないけど、キリがない気がして。あとは私が35歳過ぎて(現役を続ける)ってなると〝東京女子の雰囲気が変わるんじゃね?〟みたいなのもありましたね。若い子に負ける気は一切ないけど、今後は若い子が背負っていかないといけないから。託すっていうのも、一つの東京女子への愛かと思います。

 ――「今が一番イケてる」と思ったのは…

 上福 なんか今、すごい心地いいんですよ。でも、その状態で続けると、人って甘えに走ると思うんで。そういった意味でも今が一番の絶頂なのかなと。

 ――昨年は上原わかなとの「オーバーイーツ」でもベルトを巻いた

 上福 ハングリー精神のある新人を横に置いてベルトを持つまで引っ張っていくっていうミッションを、一つクリアしたという気持ちはありました。「伝える」という部分でちょっと残せたかな。あとはアイツ次第なんで知らないですけど。

後輩の上原わかな(右)とタッグ王者にもなった上福ゆき
後輩の上原わかな(右)とタッグ王者にもなった上福ゆき

 ――6か月の期間を持っての引退としたのは

 上福 みんなに余裕を持ってもらった上で、年内にっていうのがきれいかなって。

 ――どんな引退ロードにしたいか

 上福 手を抜いてるなんて絶対思われたくないし。一つひとつの試合をかみしめるようにして辞めていかないといけないし、後輩にも残せるものは何でも残したい。

 ――SNSでも話題だが、引退後のそちらでの活動については

 上福 どうなんだろう。いい案件だったらやります(笑い)。

 ――つまり続けると

 上福 発信はしていいかなとは思ってます。今後の生き方も気にする人は気にしてくれていると思うし、常にチャレンジだと思うんですよ。例えば婚活するってなったらそれもチャレンジだし、出産するってなったらそれもチャレンジだし。常にチャレンジは人生の中でやめたくないと思っているので、そこで一人でも二人でも勇気づけられて頑張れる人がいるんだったら、発信をしようかなと思ってます。

 ――「ライフ・イズ・コンテンツ」だと

 上福 みたいな。あとはなんか暇つぶしにもやるかもしれないっすわ。

DDTに参戦中の「O―MENZ」隈取(右)
DDTに参戦中の「O―MENZ」隈取(右)

 ――会見ではダンスユニット「O―MENZ」の隈取と親交があると話していた

 上福 昔、DDTグループで試合をした時にダンサーが来ていて、その一人だったんですよ。そこで仲良くなって「もっとO―MENZを広めたいんだよね」みたいな話を聞いたので「プロレスやればよくね?」みたいな感じで、高木(三四郎)さんとこに連れて行って。

 ――隈取のプロレスデビューのきっかけは、上福さんだったんですか!

 上福 でも、あの身体能力なんで、何でもできるんで。今ちょっと後悔するくらいうらやましいです(笑い)。あ、(隈取の)女性ファンとか「え?」って思うかもしれないけど、マジでさわやかな友達です。そこらへんは心配しないでください。

 ――引退ロードでのリング上で遭遇する期待は

 上福 ありますね。ちょっと〝友達セレクション〟みたいなカードができたらなと。