新日本プロレス23日の後楽園大会で、NEVER無差別級王者のウルフアロン(30)がYOSHI―HASHI(44)を撃破し、真夏の祭典「G1クライマックス」(7月11日、米シカゴで開幕)の出場権を獲得した。

 今年のG1出場メンバーは、すでに20選手中16選手が発表済み。残る4枠を争って出場者決定戦が行われる。ウルフはBブロックの1枠をかけて、ベテランのYOSHI―HASHIと激突した。

 エルボードロップから逆三角締めを狙うなど積極的に攻めたウルフは、左ヒザへの集中砲火に苦しめられる。さらには強烈な逆水平チョップを浴びたが、パワースラムで何とかYOSHI―HASHIの勢いを食い止めた。

 串刺しラリアート、ブレーンバスター、エルボードロップと攻勢に。さらにダイビングボディープレスをヒットさせて得意の寝技に持ち込む。肩固めから腕決め式の変型肩固めに移行し、ギブアップを迫った。

 さらにラリアートの相打ちに打ち勝ったウルフだったが、アングルスラムをDDTで切り返されると形勢逆転を許す。KUMAGOROSHI、スワントーンボムとYOSHI―HASHIの得意技を立て続けに浴びてしまった。

 それでもカルマだけはいかせない。トラースキックからのラリアートもカウント2で返し、勝利への執念をのぞかせる。2発目のカルマを巻き込み式の腰投げで切り返し、逆三角締めに捕獲して再逆転。渾身の力で締め上げると、レフェリーが試合を止め、激闘に終止符を打った。

 ウルフは今年1月4日東京ドーム大会でデビュー。ルーキーイヤーでのG1出場は2000年大会の鈴木健三(当時)以来、実に26年ぶりの快挙だ。ウルフは「YOSHI―HASHIさんの技術、気持ち、すべてこの肌で実感することができました。今日のこの試合でプロレスラーとしてまた一つレベルアップしたように感じます」と対戦相手に敬意。

 さらに「すべての新日本プロレスの本隊の選手、G1クライマックスに出られなかった人すべてを背負えるほど、僕はできた人間ではありませんけど、それでも今日戦ったYOSHI―HASHIさんの気持ちは、G1クライマックスに持っていきます」と約束していた。