DDT11日の両国大会のユニバーサル選手権は、新日本プロレスの田口隆祐(47)が須見和馬(23)を破り、第22代王者に輝いた。

〝踏み台〟にはならなかった。田口は試合中泣きだして油断したところをヒップアタックで急襲するなど奇策を連発。さらには多彩な関節技で絞り上げるテクニカルな攻めも見せつけた。

 メサイアDDT、バズソーキックと攻められるがリバース450°スプラッシュは決めさせない。15分過ぎ、ドロップキックからブレーンバスター3連発で攻勢に出ると、ドロップキックラリアート、さらにはアンクルホールドで絞り上げた。

須見和馬(左)の足首を攻める田口隆祐
須見和馬(左)の足首を攻める田口隆祐

 須見からはスクールボーイで粘られるが、再びアンクルホールド。ロープへのエスケープは許さず、どどんがさく裂。一度はカウント2で返されるが、2発目のどどんで激闘に終止符を打った。

 田口のシングル王座戴冠は2015年1月のIWGPジュニア王座以来、約11年7か月ぶりとなった。試合後は勝利のタグダンスを舞って会場を沸かせた。引き揚げようとしたところ〝カリスマ〟佐々木大輔が現れ、制止される。「あんた何、真剣にやってんだよ。あんたがここで真剣にやるなら、次の相手はこの俺だ」と挑戦を直訴された。田口は「俺の中に眠ってるカリスマを呼び出してやるよ。ガッデム、私は田口です」と応じ、30日後楽園大会での初防衛戦が決定的となった。

佐々木大輔(右)の挑戦要求を受諾した田口隆祐
佐々木大輔(右)の挑戦要求を受諾した田口隆祐

 バックステージでは「須見選手のステップ役としては最低の結果を出してしまいましたが、この試合を経験したことで須見選手が一つずつ、ステップアップしてもらえれば」とメッセージ。「まだまだDDTには魅力的な選手がいっぱいいるので、佐々木戦でも防衛してまた次につなげていければ」と今後の防衛ロードを見据えていた。