ドラディション11月6日後楽園大会で初対決を迎える〝炎の飛龍〟藤波辰爾(72)と新日本プロレスのウルフアロン(30)が30日、記者会見で火花を散らした。

 同大会で藤波はザック・セイバーJr.と、ウルフは松本達哉とそれぞれタッグを組んで激突する。この日の会見に出席した藤波は「デビュー55周年を銘打った大会なので、非常に緊張します。特に今回はウルフアロン選手が僕と向かい合うと。自分が一番やりたかった選手でもあるので、身が引き締まるというかゾクゾクする気持ちでいっぱいです。これから時間の許す限り準備してコンディションを整えたいと思います」と胸中を明かした。

 新日本の1月4日東京ドーム大会で行われたウルフのデビュー戦も会場で観戦。「デビュー戦からずっと見てましたので。興味もありますし、柔道のゴールドメダリストの力がどんなものなのか、肌で感じてみたいのが正直なところですね」と腕をぶす。「戦う本能というか、スキがないというか。僕自身興味があるところなので。組み合ってみたいというところですよね」と目を輝かせつつ「昔になるんですけど、ウィリアム・ルスカ選手と道場で何度かお手合わせしましたけど、あの時の経験があるのでね。とにかく自然体で挑みたいなと思います」と自信ものぞかせた。

 対するウルフも「前回は記者会見に来なかったヤツ(※成田蓮)もいましたが、僕はちゃんと来ました。藤波さんの55周年の節目に対戦できることをうれしく思います。大舞台で戦えることに誇りをもちながら、緊張はしますけどしっかり倒しにいきたいと思います」と闘志満々。キャリア11か月で迎えるレジェンドとの対戦に「キャリアという部分ではもちろん通用しないのは重々承知した上で、柔道で培ってきたものとプロレスで培ってきたものを足してリングにぶつける覚悟を持っているので。僕自身の力すべてを込めて藤波さんにぶつけたい気持ちが強いです」と豪語した。

 他団体参戦は今回が初めて。それでも「新日本プロレスだと100%を出せるけど、その他の団体だったら出せないという選手だと、それは『強くない』と思うので。どのリングでもどの団体でも最強になれる一歩として、全力で挑ませていただきます」と不安はない。「投げますよ、もちろん」と柔道金メダリストとしてのプライドものぞかせつつ「僕の知らない対策をされてしまう可能性もあるので、逆にそれを知れるかもしれないという期待もありますね」と、大先輩との対戦を心待ちにしていた。