FMWで〝邪道姫〟として活躍したゼロワンの工藤めぐみGM(56)が、自身のYouTubeチャンネル「くどめチャンネル」を更新。全日本女子プロレス時代の同期で、ライバルで盟友のコンバット豊田さん(58)と、FMWマットでの「本音」を振り返った。

 工藤GMは今回、豊田さんが兵庫・尼崎市で経営する焼肉ホルモン店「いこら」を訪れ、「全女・FMW『あの頃』と、今だから言える衝撃の本音!」と題して対談。1986年に全女に入団した2人は、90年3月に天田麗文を加え大仁田厚率いるFMWに乱入して復帰した。その後はライバルとして激闘を繰り広げ、時には共闘してFMWを背負い他団体との対抗戦に出撃した。96年5月の豊田さんの引退試合は工藤GMが相手を務め、史上初の女子電流爆破戦マッチを戦い、伝説となっている。

 豊田さんは工藤GMからFMW時代の「一番の思い出」について問われ、「プロレスは本当に自由にできたよね。でも…」と話した上で「どんどんどんどん、縛られていったよね」と切り出した。工藤GMが「誰に!? 何を!?」と詰めると、豊田さんは「今やから言えるけどさ、思わない? 何であんなにがんじがらめに。もっと自由にできるからっていうから(FMW)女子で入って暴れてやろうって」と言い、当時のFMWマットでは会社側から女子選手への制約が多かったという。

 特に感じたのが「あれしたらダメ、これしたらダメとかさ。技にしたってさ、これするな、男子より目立つな」などという技に関する〝縛り〟で、豊田さんは「ざけんなよ、って思ってました」と思わず本音も口をついた。国内史上初の男女混合団体らしい苦悩だったが、豊田さんは「何であんなに気を使ってたんだろうって、今からしたら思う」とし「あの頃、もっとこういう自分の我が出せるようになってたら、もうちょっと変わってたかなって」と、現在の胸中を述べた。

 工藤GMもそうした状況を感じ、「FMWのメインを女子で」を目標にして、巡業中は毎日のように豊田さんと話し合いを持った。そうしてFMW女子は男子に迫る人気を得ていき、伝説の爆破マッチへとつながった。豊田さんは「あなた(工藤GM)の力と大仁田さんの力で、付いていって生かされて。それでもコンバット豊田っていう形的なものは残せたかなとは思ってる」と、語っていた。

 豊田さんは工藤GMの40周年記念大会「邪道姫伝説」(10月17日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に特別来賓ゲストとして来場が予定されている。

電流爆破を食らった工藤めぐみ(1996年5月5日)
電流爆破を食らった工藤めぐみ(1996年5月5日)