新日本プロレスの〝真夏の最強戦士決定戦〟「G1クライマックス36」が11日(日本時間12日)の米シカゴ大会で開幕する。今月4日に来年7月の引退試合を最後に現役を退くことを発表した本間朋晃(49)が9日、東京スポーツ新聞社西部支社(九州スポーツ)を訪れ、自身にとって特別な舞台である夏の祭典への思いを語った。

 本間は2014年から16年まで3年連続でG1に出場。15年には石井智宏から悲願のG1初勝利を挙げ、それまで続いていた17連敗に終止符を打った。そんな本間にとってG1は今も特別な存在だ。「僕は第1回大会からずっと見ていますが、G1はすべてのプロレスラーにとって憧れの大会。レスラーとしての魂が揺さぶられる舞台です」と熱を込めた。

 現役最後の夏を迎える今年はリングの外から大会を見守る立場となるが、その熱量は変わらない。IWGP世界ヘビー級王者・辻陽太を中心に、ベテラン勢や外国人勢も入り乱れる戦国時代と分析し、「誰が世界最高峰なのかを決める闘いであることに変わりはない。本当に誰が優勝してもおかしくないメンバーばかり」と混戦を予想。「今は本当に混沌とした時代。きっかけ一つで勢力図がどう変わるか分からないし、誰もがチャンスを握っている横一線の状態」と現在の新日本マットを表現した。

 その中で注目選手として名前を挙げたのが、東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフアロンだ。本間は「オリンピック金メダリスト」という肩書が必要ないほど、一人前のプロレスラーになってきていると成長ぶりを高く評価し、「今回のG1でさらに化ける可能性がある」と太鼓判を押した。

 自身は出場しない今年のG1だが、「一人のファンとしても今からとても楽しみにしている。非常に熱い、魂のぶつかり合いになると思う」と開幕を心待ちにしていた。