ノアの拳王(41)が、とにかく面倒くさい。18日のインテックス大阪大会でGHCナショナル王者の丸藤正道に挑戦するが、加えてサイバーファイトの役員職までかけることを求めたのだ。
拳王が丸藤に前代未聞の要求をしたのは5日の後楽園大会だ。前哨戦後に「本気でトップを取ろうと思ってやっている」として副社長の座をかけるよう求めた。8日、取材に応じた拳王は意図を「会社の内部に食い込むには平社員じゃなくて副社長という肩書が必要だと思ったんだよね。これからは自分のことだけじゃなくて会社のこと、プロレス界のことを考えてやっていこうと思った」と説明。きっかけを「今年に入って調子が良くないから」と団体の勢いが昨年より鈍くなったと感じたからと明かした。
その上で「丸藤君なんて〝名前だけ副社長〟だ。自分から何も行動を起こさず、役員報酬だけもらえればいいっていう考えなんだろう」と王者を糾弾。「俺が副社長になったら役員報酬は全て返上する。会社を動かすには何かしら犠牲にしないといけない。これは丸藤君にはできないことだろ」と、してやったりの表情を浮かべた。
とらぬタヌキの皮算用…ではなく〝マニフェスト〟の発表は続く。自称・次期副社長は「この状況の中で後楽園ホールで月3回(興行を行う)なんて、マイナスプロモーションだと思う」と力説。現状でも空席が目立つほどではないが「売り上げは上がっても、空席があることがイメージとしてマイナスだ。プロレスにおいて一番の演出は超満員のお客さんなんだよ。だから(興行数を)減らしてでも超満員になるようにするべき」と〝引き算の経営〟で将来の利益を得るべきと演説した。
そんな〝ミスターめんどくさい〟の本領を発揮している拳王はこの日の新宿大会で行われた時間差バトルロイヤルに出場し観客を沸かせた。王座戦が近づくとともに、この人のやっかいさは増していきそうだ…。












