米国・WWEの前世界ヘビー級王者CMパンク(47)が、サプライズと異例の展開の連続で統一WWE王座奪取に成功した。
同王座は6・27サウジアラビア大会で王者コーディ・ローデス、グンター、サミ・ゼインの3WAY王座戦で争われ、ゼインがコーディを丸め込み、悲願の最高峰王座奪取に成功した。前回スマックダウンでは前王者コーディとジェイ・ウーソが挑戦者決定戦を行い、コーディが勝利して挑戦者となった。統一WWE王座はスマックダウンの最高峰だが、ロウのアダム・ピアースGMがグンターと衝突して職務停止中のニック・オールディスGMの代理を務めたため、王者ゼイン vs コーディの王座戦は6日(日本時間7日)のロウ(イリノイ州シカゴ)で開催されることになった。
ただでさえ異例の王座となった上に、試合前にバックステージでグンターが挑戦者コーディを急襲。パワーボムでテーブルに叩きつけてから、ゼインの愛車の扉にも打ちつけ、大ダメージを負わせた。コーディは精密検査のために救急車で病院へ。結局、出場許可が下りずドクターストップでコーディとの防衛戦は中止になり、ゼインはうれしさを隠せない。
ところが、ピアースGMは対戦相手未定のまま王座戦決行を断言。ただあまりの急な展開に、新たな挑戦者は見つからなかったが、オールディスGMが代わりに挑戦者を探し出したという。短時間でのオファーに応じられるのは、地元がシカゴのあの男しかいない。観衆からは一斉に「CMパンク! CMパンク!」のチャントが上がった。
大歓声に応えてパンクが登場。ローマ・レインズとの激闘に敗れて世界ヘビー級王座から陥落した4月の祭典「レッスルマニア42」以来の試合だったが、序盤からトペ・スイシーダを発射するなどエンジン全開となる。王者ゼインも豪快な雪崩式ブレーンバスター、ブルーサンダーボムを放って譲らず、白熱の攻防を繰り広げる。
王者はおきて破りのGTSを連発。「チャンピオンは俺だ!」と叫びながら挑戦者に張り手をくらわす。大ブーイングが上がると、パンクの闘志が再点火して渾身のパンチを連発する。さらにコーナーに追い込んで、ジャンピングニーだ。ゼインの必殺ヘルヴァキックをかわして、おきて破りの一発。最後はGTSで左ヒザをゼインの顔面にぶち込み、3カウントを奪った。
試合前のドタバタを乗り越え、真っ向勝負の大激闘の末にパンクが王座奪取に成功。口から出血しながら笑顔を見せた。最高峰王座獲得は通算8度目(統一WWE3、世界ヘビー級5)。ECW世界ヘビー級王座を合わせれば9度目、他団体のベルト(AEW世界2度)を含めると、通算11度目となる世界王座に輝いた。さらに統一WWE王座獲得により、ロウからスマックダウンに移籍が決定。新たな戦場で〝反骨のカリスマ〟はどんな防衛ロードを歩むのか。
一方、ゼインは在位9日で王座陥落。WWE入りから13年でつかんだ苦労人の夢は、あっけなく終焉を迎えた。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。














