米国・WWEの殿堂者で、5月にAEWに加入したミック・フォーリー(61)が、WWE離脱によって経済的損失があったことを明かし、注目を集めている。
日本では「カクタス・ジャック」のリングネームで知られ、ハードコアファイトで活躍したレジェンドだが、昨年12月にWWEとドナルド・トランプ米大統領との密接な関係を理由に世界最大団体からの離脱を発表。トランプ氏が大統領職に就いている限り、「(WWEの)イベントには一切出演しない」と表明していた。
ポッドキャスト番組「ゴーイング リングサイド」に出演したフォーリーは、ジャーナリストのスコット・ジョンソン氏から、30年にわたり関係を築いたWWEから離脱するという決断は難しかったかと問われた。これにフォーリーは、実際は何年も前からWWEとの雇用関係はなくなっており、グッズ販売などの契約をいくつか結んでいたと語った。その上で、同団体の祭典「レッスルマニア」の週末には「本当に気楽で高収入のイベントがいくつかあった」という。
続けて「結局、WWE所属の頃に4時間働いて稼げた金額を(離脱後に)稼ぐためには、24時間一人で働かなければならなかった」と打ち明けた。つまりかなりの収入減ということだろう。それでも元カクタス・ジャックは「でも、それでいいんだ。何かを望むなら、それに向かって努力し、一生懸命働くべきだと信じているから」と、後悔はないという。
離脱の引き金になったのは、映画「スタン・バイ・ミー」の監督で知られるロブ・ライナー氏の刺殺事件をトランプ氏が嘲笑したことだと、改めて説明。「人の死をからかうようなことは受け入れられない。まして世界で最も権力を持つ人物ならさおさらだ。それになぜ彼の党(共和党)は彼を非難しないんだ」と、強く主張した。
一方、AEWでは自身と同じハードコアファイターでカリスマ人気を誇るダービー・アリンに熱視線を送っており、「夢の対戦相手」だとも話している。フォーリーは「未来に何が起こるか誰にもわからない」といい、現在の体の状態を述べた上で「来年何か変化があるか見てみよう」と意味深な発言も。来年に引退から復帰して、アリンとの対決に臨む考えがあることをほのめかした。
すでに還暦を迎えた元カクタスが、米マット界での絶大な存在感は変わらない。












