FMWで〝邪道姫〟として活躍したゼロワンの工藤めぐみGM(56)が、自身のYouTubeチャンネル「くどめチャンネル」を更新。全日本女子プロレス(全女)で同期だったアジャコングとの対談で、工藤GMがFMWで復帰した際の反応を振り返った。

 工藤GMとアジャは1986年に全女に入門したが、工藤GMは88年4月に退団した。当時は「私も事前にいついつ辞めるとも言わなかったし、勝手に去っていった感じになった」という状況だったが、アジャは「そのちょっと前から体調崩していて、試合とか休んでいて、いろんなことがあって精神的にアレなんだろうなと思って」とし、まあ、しょうがないよねって。自分のことで必死だったし、何かをしてあげられるようなものもなかった」と、理解を示していたという。

 工藤GMはその後、保育助手を経て1990年3月、大仁田厚率いるFMWマットで復帰。同じく全女同期のコンバット豊田、天田麗文とともに後楽園大会のリングに突如、乱入した。ここから本格的に「邪道姫伝説」がスタートしたが、アジャには理解できないことがあったという。

 工藤GMがFMWで復帰すると、アジャら昭和61年組の同期は全女の先輩たちから、「お前ら知ってたんか!?」と詰められた。女子プロの老舗で古巣の全女ではなく、他団体で復帰したことに怒り心頭だったようだ。アジャは「うちら本当に知らなかったです」と答えたものの、先輩からは「お前の同期、何やってるんだよ!」と言われ責めを負わされた。

 アジャはこの発言により、「覚醒」したのだという。どういうことか。「そういうふうな理不尽なことするから、みんな辞めていくんじゃん。今復活できる場所があったから復活したのに、何で自分の人生好きに生きて何が悪いの? 何でそんなに責められなきゃいけないんだ。(工藤GMがプロレスに)戻ったことに文句を言われる筋合いもなければ、それを自分たちに言われるのも知ったこっちゃない」と、まくし立てた。

 その上で「たぶんね、そこら辺からちょっと開き直りが出てきた部分はあるかもしれない」と、強い気持ちが生まれたという。当時のアジャの思いを聞いた工藤GMは、「(先輩たちから)責められてもしょうがないような行動を取ってしまったにもかかわらず、同期としてそう思ってくれていたというのは、やっぱりありがたいなと思う」と感慨深げだった。

 アジャは工藤GMの40周年記念大会「邪道姫伝説」(10月17日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に、参戦を予定している。