新生ゼロワンで伝統のシングルリーグ戦「火祭り2026」(13日、東京・新木場1stRING)が開幕。メインで中嶋勝彦(38)を初撃破した〝伝説の不死鳥〟ハヤブサが、新必殺技開発の舞台裏を明かした。
中嶋は3月20日新木場大会の初一騎打ちで敗れた因縁の相手。これまで世界ヘビー級王者の松永準也、団体の支柱・田中将斗からもフォールを奪っている強敵を止めたのは、新たな不死鳥殺法だった。
中嶋の右腕をロックして右腕を突き上げて気合を入れると、そのまま抱え上げて前方に叩きつける。中嶋は腕を決められたため受け身が取れず、顔面からマットに激突させられた。不死鳥は強烈な一撃で宿敵をKOし、3カウントを奪ってみせた。
新必殺技はどうやって生まれたのか。試合後のハヤブサは取材に「江崎さんのハヤブサのフィニッシュは、ファイヤーバードスプラッシュよりファルコンアローのほうが多かった。江崎さんがご自分で開発された技というのがあると思う。でも、お客さんのハヤブサのイメージはファイヤーバード。だからこの1年はファイヤーバードを使ってきたが、次の1年は新たにファルコンアローを使いたかったので、改良を加えてより強力な形にした」と打ち明ける。
FMWなどで活躍した故江崎英治さんの不死鳥が、昨年4月に復活。新たなハヤブサは「火祭り」で初出場Vを果たすなど快進撃を続けたが、同11月の後楽園大会でノアの清宮海斗に敗れると、大事な一戦を落とすようになる。
新崎人生とのコンビで臨んだ暮れの「風林火山」タッグトーナメント決勝では、ライバルの松永組に敗退。3月6日の板橋大会では松永にシングル戦で初黒星を献上し、世界ヘビー級王座挑戦権を逃した。さらに中嶋にも敗れ「スランプ」と指摘されていた。
そうした低迷を打破するためにも「今年に入ってから何か変えないといけないと思った中で、ただガラッと変えるのではなく、江崎さんのハヤブサを継承した上で変える」と、確固やる決意で開発したという。試合直後には技の名前はないとしていたが「もし名前をつけるなら、ファルコンアローという名前は変えたくないので、『リストクラッチ式ファルコンアロー』で」(ハヤブサ)と、江崎ハヤブサの継承にこだわった。
不死鳥は「これからもフィニッシュとして大事なところで使っていきたい。中嶋選手に勝てたんで破壊力は実証済み。自信を持ってこれからも使っていく」と不敵に宣言。新必殺技を武器に、全勝での「火祭り」連覇を狙う。













