巨人は19日の中日戦(東京ドーム)に今季最多得点の14―1で大勝し、2連勝。首位・阪神とゲーム差なしに迫った。

 上から下まで打線が〝無双モード〟だった。初回に二死二、三塁で大城が2点適時打を放ち先制。4回は吉川、泉口、ダルベックと3者続適時打の猛攻で一挙6点を奪い、試合を決めた。橋上監督代行も「本当にいい感じで打線がつながって、効果的に点が取れました。こういう試合が今後もたくさん出るといいなと思います」とうなずいた。

 この日は、大ベテランの37歳トリオ・田中将、坂本、丸がそろって先発出場。指揮官も「終盤の切羽詰まった時には、高い技術力を持ったベテランの選手は非常に頼りになる」と信頼を寄せる。一方で、見逃せないのが30歳前後の中堅選手の充実だ。肉離れで離脱していた吉川が復帰。松本、大城、ダルベックら経験と肉体の充実を兼ね備えた中堅選手がようやくそろい、チームを支える態勢が整いつつある。

 今季は主力として期待された中堅、ベテランの不振や故障が相次ぎ、プロ5年未満の若手選手が苦肉の策として起用された。その中から浦田、石塚、平山らニューヒーローの台頭で戦い抜いてきたが、ここにきて年齢のバランスの取れた「完成形」が見えてきた。

 チーム関係者は「ここ最近になって一段と『チームになっている』と感じますね。リーグ優勝した2024年シーズンと似た雰囲気もある」とした上で「今季加入した(松本)剛をはじめ、ベテランと若手を〝潤滑油〟としてつなぐ中堅選手の存在はコミュニケーション面でもプレー面でも大きいですから、チームはもっと頼もしくなる」とその影響力に期待を込めている。

 充実の面々がそろった中堅組は、終盤戦でどんな色を加えるのか。橋上巨人の厚みがここからさらに増していきそうだ。