ベルトの行方は――。3月いっぱいで女子プロレス「スターダム」を退団することが明らかになった新日本プロレスのSTRONG女子王者・ジュリア(30)が、V10戦(10日、後楽園ホール)に向け心境を激白した。

 2月29日に団体公式「X」(旧ツイッター)でメキシコCMLLのステファニー・バッケルから「なぜ私が新日本のラ・プリメラ(1番)なのか教えてあげる」と動画で挑戦表明され、2人の王座戦決定が発表された。

 退団報道によりファンの間では「ベルト返上」もささやかれたが、渦中のジュリアは「返上なんかするかバーカ!」と一蹴。過去に自身が防衛戦を行った新日本の米国大会にステファニーも出場していたと明かし「新日本の1番? ジュリアが防衛戦してた大会でアイツは前座で試合してたくせに何言ってんだよ。アイツの目を覚まさせてやる」と宣戦布告だ。

 ジュリアは昨年から「海外進出」を掲げ、同王座を戴冠すると米国での3度の防衛戦を経て9度の防衛に成功。海外にもその名をとどろかせ、米メディアではWWEが興味を示していると報じられた。「このベルトは間違いなく、『今のジュリア』に押し上げてくれたし、逆にジュリアがベルトをここまで引っ張り上げた自信もある。このベルトとは運命共同体みたいなもんだから、返上する気も負ける気も1ミリもない」と言い切った。

 ジュリアには王座防衛を誓う、もう一つの理由がある。同王座の初代王者決定トーナメントで、かねて対戦を熱望するメルセデス・モネが試合中に負傷。その後、モネはプロレス界から姿を消し、ファンの間では「このベルトはモネのためにつくられたベルト」と言われていた。ジュリアは「この言葉を覆すために、このベルトをかけてモネを倒さないといけないってベルトを取った時からずっと思ってる。ジュリアがこれからどこに行くか今はまだ言えない。でもモネを見つけるまでこのベルトを防衛し続ける」と語気を強めた。

 お騒がせ女が虎の子のベルトを守り抜く。