パ首位を快走するソフトバンクは29日のオリックス戦(京セラドーム)に3―4で競り負けた。2位・西武が勝ったため優勝マジックは「20」のまま足踏み。守備のほころびが痛かった。

 堅守を誇るチームに似つかわしくないシーンが散見されたのは3回。先発・大津が連打を浴び、山本祐の一塁への悪送球も重なって無死二、三塁のピンチを背負う。それでも右腕は宗を三邪飛、来田を空振り三振に斬って二死までこぎつける。だが、太田の三ゴロを三塁手・栗原が一塁へ痛恨の悪送球。二走もかえって2点を失った。

3回に味方のミスで先制点を許し、思わず声が出てしまうソフトバンク・大津亮介
3回に味方のミスで先制点を許し、思わず声が出てしまうソフトバンク・大津亮介

 ここで踏ん張りたかった大津はその後、紅林と山中にも適時打を浴びて自責0ながら4失点。打線が中盤以降に反撃して1点差まで詰め寄ったが、あと一歩及ばなかった。

 試合後、小久保裕紀監督(54)は「結果的にではなく、あれ(3回の守りのミス)がすべて。誰でもミスはあるし、全力プレーでのミスはしょうがない。でも、僕は(栗原がワンバウンドで投げるかどうか)一瞬迷いが見えた。自分の中で準備ができていたのか。(山本)祐大のミスの後、内野を下げて1点は覚悟というところで、大津が内野ゴロも打たせない投球をしていた。そこで準備ができていたのか。迷ったように思えた。そこは準備だと思うんですよ」と振り返った上で「だから僕は今日、大津に謝りました。申し訳ないと」と明かし、自慢の堅守が崩れての敗戦に悔しさをにじませた。

 らしくない戦いで、今季のオリックス戦は通算9勝10敗となり、再び黒星先行。30日のカード3戦目でしっかり仕切り直したいところだ。