16歳という若さで来日し、筑後で着実にステップを踏んでいる育成外国人選手がいる。それがデービッド・アルモンテ内野手(18)だ。2023年12月にホークスと契約を交わした大型内野手は3年目の今年、二軍戦デビュー。パワフルな打撃を中心に存在感は増してきている。異国の地で奮闘する裏には、胸に刻む亡き父の言葉があった。
──今年は二軍戦で初安打も記録。持ち味である打撃の意識
アルモンテ 基本的には芯で強くコンタクトすること、センターから右方向を中心に強く打っていくことを意識しています。ホームランを打っていきたいと思っているけど、試合ではコンタクトも意識している。
──好きな野球選手はいるか
アルモンテ マニー・マチャド(パドレス)とマニー・ラミレス(元レッドソックスなど)。マチャドに憧れているので、好きなポジションも三塁です。将来的にはそういう選手になっていきたい。
──5人兄弟の長男。野球を始めたのは何歳
アルモンテ 4歳です。父がもともと野球をやっていて、それでクラブチームにも入れてもらった。その頃は日本に来るとかは考えてなかったけど、契約を勝ち取ってメジャーリーグでプレイして殿堂入りするような選手に絶対なるんだと思ってました。
──16歳で家族のもとを離れての異国の地でのプレー。家族の言葉で印象的なものはあるか
アルモンテ 子どもの頃、父からよく「ニーニョグランデ」と言われていて、父も幼少期にそう呼ばれていたと(※日本語で「偉大な、大きな子供」という意味)。父は自分が9、10歳の頃に亡くなってしまったんですけど、父からはいつも「アルモンテにはプロ野球選手になってほしい」と言われていた。その言葉を聞くと父のことを思い出して元気をもらえるような感覚になる。頑張れます。
──そんな中で日本に来る決断をした。中南米担当スカウトの萩原氏からはどんな言葉をかけられたか
アルモンテ 萩原さんにはずっとドミニカ共和国で見てもらってて、こうやって日本に来る機会をいただいて感謝してます。「すごくいいバッターだから自信を持ってどんどんやってください。日本でも絶対活躍できるから」と言ってもらった。
──今年で来日3年目。異国の文化で意識していることは
アルモンテ 文化も野球ももっと学んでいく必要がある。全く文化が違うので全部が全部、同じものを取り入れる必要はなくても、理解することがすごく大事だなと。知ることがすごく大事。文化も野球も、もっと知っていきたい。
──ホークスの外国人育成選手の礎を築いたのがリバン・モイネロ投手。どんな話をするか
アルモンテ いろんなことを話している。野球については技術的な面よりも気持ちの面。「集中して自分のことを信じて、やっていることを信じて続けていっていったほうがいいよ」と。
──今年で19歳。今までは年上の選手ばかりだったが、今年は同い年のモレノ選手も入団した。どんな存在か
アルモンテ モレノは友達でもあるし、チームメイトとしても試合の中でも「モレノが塁に出たらホームに返してやるから任せろ」とか、そういうコミュニケーションを取っている。すごくいい存在。多分、今まで取材される機会も多くなかったので、取材では結構恥ずかしがるけど、カメラがない時は結構しゃべったり、やんちゃな一面もあります。
──改めて目標を教えてください
アルモンテ まずは支配下登録を勝ち取って、一軍に上がって定着する。そのあとはスーパースターになって(後々は)殿堂入りするような選手を目指していきたい。
☆デービッド・アルモンテ 2007年12月2日生まれ ドミニカ共和国出身。右投げ右打ち、内野手。背番号175。身長185センチ、体重82キロ。MLB球団からの誘いもあったが、23年12月にホークスと契約。25年には三軍韓国遠征で本塁打を量産するなどインパクトを残した。今季は二軍戦デビューを果たし5試合で打率3割8厘を記録。非公式戦では58試合で打率2割9分5厘、3本塁打、34打点(8月23日時点)。














