ドジャースの大谷翔平投手(32)は23日(日本時間24日)に本拠地ロサンゼルスでのパイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場し、3打数無安打、1得点、1盗塁だった。打率2割8分8厘。チームは4―0で勝って6連勝とした。
初回先頭で右腕バカーに2球で追い込まれるもファウル5球で粘って四球で出塁。ロバーツ監督は「素晴らしかった。試合の流れをつくる打席になった」と評価した。続くフリーマンの初球にスタートを切って二盗に成功した。今季9個目だ。フリーマンの中前打で三塁に進むとベッツの遊ゴロ併殺打の間に先制のホームを踏んだ。
3回先頭は2番手の右腕ムジンスキの内角低めのスプリットに空振り三振。3―0の4回二死一、三塁は真ん中のフォーシームにバットを合わせたが痛烈な打球は遊ゴロだった。7回先頭は3番手の右腕カーティスの真ん中高めのカーブを逆方向へ打ち上げるも平凡な左飛だった。
徹底マークされており、甘いボールはほとんどないが、3打席目と4打席目は絶好調時なら柵越えしていただろう。
試合前にロバーツ監督は25日(同26日)から敵地アトランタで行われるブレーブスと3連戦中にブルペン投球を行うことを明かし、「その後はもう一度実戦形式でなげるか試合で投げることになるだろう」との見通しを語った。SNSには「これは大きい」「MVPだ」などの喜びの声が目立ったが、5回を投げるならともかく、オープナーや2イニング程度では大きなプラスにならないだろう。
その上、投手復帰に比重を置いているためか、ナ・リーグMVP争いのライバルであるカブスのPCAことピート・クローアームストロング外野手(24)と〝差〟は開くばかりだ。この日のマリナーズ戦でPCAは6回に遊撃適時内野安打、7回に33号2ランを放った。
これでPCAは打率2割8分1厘、33本塁打、83打点、OPS0・938とし、大谷は打率こそ2割8分8厘で上回っているものの、30本塁打、80打点、OPS0・934でリードを許している。試合前の時点で直近のMVP投票で重視される勝利貢献度を示すfWARはPCAが8・5で大谷は7・1だった。差は開くだろう。
カブスファンはSNSで「シーズン終了時にWARは3以上、上回っているだろう」「10WARは間違いない」「マイク・トラウトの史上最高を上回るペースだ」と歓喜している。
ドジャース、カブスとも残り31試合、どんな展開になるか予想できないが、オープナーで投手復帰で即、PCAを逆転とはならない。アーチを量産しない限り、4年連続5度目のMVP受賞は厳しくなってきた。












