ドジャースは22日(日本時間23日)、本拠地でのパイレーツ戦を4―3で振り切って5連勝を飾った。
トレードで電撃加入したスクバルは7回5安打3失点、11奪三振の力投で移籍後初勝利をマーク。そのサイ・ヤング賞左腕に記念星をプレゼントしたのは、1点ビハインドの5回一死二、三塁のチャンスで逆転の2点適時打を放ったカイル・タッカー外野手(29)だった。打撃不振にあえぎ、右翼守備では落球の凡ミスまで犯してドジャースファンからブーイングを浴びせられる苦しい期間を経て、一転してヒーローとなった。
最少リードを守り切った救援陣の奮闘もあったが、タッカーが放った一打には別の価値も加わった。ホームゲームよりもビジター球場の方が打率が高い、いわゆる〝外弁慶〟ぶりが再三指摘され、ドジャー・スタジアムで久しぶりに響かせた快音だったからだ。
米全国紙「USA TODAY」が「タッカーがホームで26打数無安打の記録を打ち破った。ドジャー・スタジアムでの安打は8月2日以来だ」と報じたほか、「クラッチ・ポインツ」でも「カイル・タッカーがホームでの無安打記録を打破し後、ドジャースファンのサポートに感謝」、「ドジャース・ネーション」もXで「カイル・タッカーがドジャー・スタジアムで26打席連続無安打記録を打ち破った」など大々的に報じられた。
タッカーは4年総額2億4000万ドル(約382億円)で加入。大型契約を結びながら結果が伴わなかっただけに風当たりも強まるばかりとなっていた。前日21日(同22日)からはファンの間でブーイングではなく、スタンディングオベーションで迎えようとの呼びかけが広がり、温かい雰囲気の中で結果につなげた。
タッカーは「ここ3回のホームシリーズでヒットが出ていなかった。でも、そういう統計は気にしていない。ただフィールドに出て打席に立って、質の高い打席にしようと心掛けているだけなんだ」と米メディアに話し「ファンが毎日スタジアムに来て応援してくれるのはうれしい」と感謝を口にした。
10月のポストシーズンまで1か月あまり。ついに輝きを取り戻すのか注目される。












