まさに切り札となるのか…。ドジャース・大谷翔平投手(32)が投手復帰に向けて調整を進める中、10月のポストシーズン(PS)では先発ではなくブルペンに配置転換すべきと報じられている。

 7月3日(日本時間4日)のパドレス戦を最後に実戦のマウンドから遠ざかっている大谷は、ブルペン投球で徐々に復帰への道筋を立て始めている。球団側はオープナーでの起用を見据えているが、専門メディア「ドジャース・ウェイ」は「彼に初回を投げさせてバトンタッチさせるよりも、間違いなく大きな価値をもたらすだろう」と大胆な配置換えを21日(日本時間22日)に主張した。

 メリットとしては現在、再離脱中の守護神・ディアスが復帰後も不振だった場合にすぐに代役になれることなどを挙げ、仮に好調だったとしても大谷を「火消し役」に抜てきし「(大谷が)勝負どころで登板し、8回をスコット、ディアスが締めくくる可能性もある」と鉄壁の救援陣を築けると唱えた。

 また、先発ローテーションも2年連続のサイ・ヤング賞投手であるスクバルをトレードで電撃獲得したことで大幅に強化されている。この補強こそが「大谷を先発として起用する可能性が薄れた」と指摘し、短期決戦となるPSではエースの山本、スクバル、スネル、復帰間近のグラスノーで「十分整う」とみている。

 計算できる先発陣がすでにいる以上、大谷を無理に先発ローテに組み込む必要はないのではないか…。同メディアは「必要な時にいつでも世界最高の選手(大谷)を起用できることほど大胆な采配はない。大谷をブルペンに回すことは単に『オープナー』で起用するよりも、はるかに大きなインパクトをもたらすだろう」と断じた。

 大谷がいつ登板してくるか分からない状況となれば、相手にとっても脅威。他球団を圧倒する戦力の厚みを持つドジャースだからこそ成立するプランだが、ロバーツ監督の決断は――。