巨人は22日の広島戦(東京ドーム)に5―0で2試合連続の完封勝利を飾った。プロ初先発の代木大和投手(22)が5回無失点でプロ初勝利。そんな左腕の好投とともに、スタンドから見守った家族も〝注目の的〟となった。

 7月20日に支配下選手の上限である70人の最後の1枠を勝ち取った代木は、この日は待望の一軍先発マウンドへ。走者を背負う場面でも動じない投球で5回無失点。見事にプロ初勝利を手にした。お立ち台では、トミー・ジョン手術も経験したこれまでの道のりについて聞かれ「う~ん……」と言葉を詰まらせる場面も。目には涙が浮かんだ。

 そんな代木にひときわ熱い視線を送ったのが、代木の家族。左腕の勇姿をその目で見届けようと東京ドームに駆けつけた家族が、テレビ中継にも何度も登場した。代木がピンチを迎えるたびに、祈るように両手を握り、緊張からかうつむく姿もカメラがキャッチ。代木の熱投と同時に繰り広げられた〝代木ファミリー中継〟はネット上でも「こっちも泣けてきた」「代木くんの家族の映像流すのずるいぞ! 応援しちゃうじゃん!」と感情移入したファンからの反響が寄せられた。

お立ち台で涙した巨人・代木大和
お立ち台で涙した巨人・代木大和

 その様子はブルペンにも届いた。5回に広島の中軸を迎える前にピンチを招き、代木の交代も選択肢に入っていた場面。杉内コーチは「中継ぎ陣はもちろん準備してましたね。1点取られてモンテロを迎えたら、やっぱりチームの勝利が優先なんでね。代えるしかないかなと思ってました」と説明した上で「えらい代木の父ちゃんとか母ちゃんとかばあちゃんとか、応援してましたからね。何とか勝ちをつけさせてあげたいなと思ったんですけど。(家族の様子が)見えるんですよ(笑い)。(結果として)良かったです」と思わず笑顔で当時の状況を説明した。

 主役はもちろん代木。だが、家族の応援もまた、この日の東京ドームを彩ったようだ。