日本ハムが22日に予定されていたロッテ戦(ZOZOマリン)が雨天中止となり、チーム内には「安堵の表情」が広がっている。
この日は午後6時からナイターの予定だったが、試合前練習が開始された午後4時過ぎ頃から徐々に天候が悪化。試合開始時刻を過ぎても雨脚が弱まることがなかったため、最終的に午後6時55分に正式に雨天中止が決まった。
本来、シーズン終盤の雨天中止はリーグ上位を争うチームにとって好ましいことではない。シーズン最終盤に代替試合が組み込まれ、最終的に過密日程を強いられる可能性があるからだ。ただ、今回に限って言えばこの日の雨天中止は日本ハムにとっていろいろな意味で「恵みの雨」となった。
最大のプラス材料は、疲労感が拭いきれなかった救援陣に休息を与えられたことだろう。チームは18日のソフトバンク戦(エスコン)から21日のロッテ戦(ZOZOマリン)まで3戦連続で延長戦を強いられた。登板過多に陥っていた救援陣を、1日とはいえ完全休養させられたのは、今後の終盤の戦いを見据えれば大きい。
さらにチームにとっては首位ソフトバンクとの「残り試合差」を詰められた点も追い風だろう。
日本ハムは今季、開幕からシーズン日程を順調に消化。6月2日の広島戦(マツダ)で雨天中止が一度だけあったものの、その代替試合も同月16日に無事開催された。おかげでチームは8月中旬に入ったここまで1試合の未消化試合がなく、22日試合前時点でソフトバンクと残り試合数で「5試合」も差をつけられていた。
「この残り試合数は、シーズン終盤になればなるほど順位を左右する可能性が高い。だからこそ1試合でもホークスとは残り試合の差を縮めておきたかった」とチーム関係者。そう考えれば、この点でもこの日の雨は好都合だったに違いない。
新庄剛志監督(54)も、雨天中止が決まった直後「土曜日だしね。たくさんのファンの方たちが(球場に)来てくれていたので」とファンを気遣いながらも自軍に関しては「(3戦連続の延長戦もあり)中継ぎの選手が休めるんでね。それに危ないでしょ。これだけ(雨でグラウンドが)濡れてたらスリップするし」と、選手のケガを心配しながら珍しく雨天中止を歓迎した。
連戦に加え、延長戦の連続という過酷な戦いを強いられてきた日本ハムだが、この日の「安息日」をきっかけにチームは再浮上となるか。残り試合が日に日に少なくなる中、チームとナインの奮起が期待される。












